クラシックギターは右手の爪を少し伸ばすと、弾きやすく音色も良くなります。

 

今回は、そんな爪の手入れのやり方をご紹介します。

 

まず大切なことは、爪切りを使わないことです。

 

爪切りを使うと二枚爪といってハガレたり、タテに割れてしまうことがあります。単純にギターを弾くための強度がおちてしまいます。

 

左手は爪を使わないので、爪切りで短くして大丈夫です。

 

手入れのために、以下のものを用意しましょう。

 

クラシックギターの爪の手入れで必要なモノ

 

金属やすりは、形を整えるために使います。

 

爪切りにもヤスリはついていますが荒すぎます。専用のものが良いですね。

 

ガラス製もありますが、個人的には安くて丈夫な金属製を愛用しています。適度にしなるため、形を作りやすい気がします。

 

 

爪の当て方は、こんな感じです。

 

爪やすりに爪を当てる

 

爪のやや下にヤスリをいれ、指を動かして削っていきます。

 

弦を弾くときに使うのは、手の甲から見て親指側の左半分です。ココを中心に形を整えていきましょう。

 

 

弦は、爪のつけ根から接し先端にかけてスベって抜けることで音がでます。

 

この部分が、横から見てなるべく真っすぐだと弦が抜けやすい、つまり弾きやすくなります。

 

ここまできたら紙やすりで仕上げをします。

 

引っかかったりしないよう、なめらかにしていきましょう。

 

定評があるのはプラモデルで有名なタミヤのものです。

 

迷ったら仕上げセットを選ぶと、よく使うものが3種類はいっていて便利ですよ。

 

 

私は1500番をよく使っています。切符くらいの大きさにカットすると使いやすいです。

 

 

左手で持ったら、今度は右手の指を回転させるように当てると上手く磨けます。

 

いよいよ最後の仕上げです。

 

革を使って磨くと、爪先がツルツルでピカピカになります。

 

革がなければ、使い古した紙やすり、もしくは2000番の紙やすりでも大丈夫です。

 

裏技としてレシートも使えます。

 

感熱紙のレシートの印字面は、実は凹凸があり油が含まれています。爪の仕上げに使えますよ!