歌がヘタだから楽器を弾く才能もないかも。
そう思っている方は、意外と多いのでは。
かくいう私も、正直うたは苦手です。
「歌がヘタだと楽器も上手く弾けないのでは」と悩んだ時期もありました。
そんなときに出会い勇気づけられたのが、この本です。
日本を代表するフュージョンバンド「カシオペア」のキーボーディストの方が書いた本で、中を見るとメンバー全員が歌がヘタとあります。
オンチこそが名プレイヤーになれるという言葉にも説得力がありますね。
他にも
「人に聴いてもらえば練習がおもしろくなる」とか「音量・音色を意識すると演奏の質が上がる」
など実践的なアドバイスが満載です。
クラシックギターに役立ったのは「小さな音は小石を拾うように」というヒントです。
ピアニッシモの表現をしたくても、意図せず大きな音が出てしまうことがあります。そんなとき、そっと小石を拾うように弾けば、たしかに小さな音になりますね。
読み返すたびに新たな発見がある。そんな素敵な本です。