五線譜は、いわゆるオタマジャクシの楽譜ですね。楽器を問わず共通で使います。
それに対し、ギター独自の譜面があります。それはタブ(TAB)譜です。タブとはタブラチュアの略で、図式記譜法のことです。
タブを使うと、一目で押さえる場所がわかるため、楽譜が読めなくてもギターを弾くことができます。エレキギターやアコースティックギターなどポピュラーの世界では、一般的ですね。
ではクラシックギターはどうかというと、五線譜が主流です。これは伝統を守っているというよりは、音楽的な理由があるからです。
実は古くはギターやリュートといった楽器はタブを使っていました。でも、その後、五線譜に統一されます。これは弾きやすさよりも、音楽の姿を正しく書くことを優先したためです。
タブだと音の横のつながりが見えにくいですが、五線譜だとメロディー、伴奏、ベースの動きがわかりやすいです。
趣味でギターを弾くなら、タブ譜は大いに楽しむ助けとなるでしょう。
でも、もしキチンとクラシックギターを弾きたいなら、五線譜に親しんでおくと、きっと役立ちますよ!