暑すぎて外出もままならず
家でまったりと読書



不便なコンビニ
キム・ホヨン作 米津篤八訳

不便なのにコンビニ
コンビニなのに不便

こういうトボケた言葉の組み合わせが好きな私は
タイトルだけを見て読んでみることに

  図書館で予約して3か月待ち


韓国人作家の作品で、
ソウルが舞台であることは
本を手にしてからわかったウインク

ソウルの下町にあり、
品ぞろえがよろしくないコンビニが舞台。
 オーナーの女性はそれほどもうけを追求していない、
 そのため、何でも揃う周辺のコンビニとは違う雰囲気。

 

 

そこで働く店員出入りする客

それぞれに主人公で、
彼らの境遇や心情が描かれていく。

将来への不安

家族との確執

仕事での行き詰まり

 

……

こうした悩みを抱え鬱屈としていた彼らが、
このコンビニに出入りしたことで、
生活、人生が大きく変わっていくという



どの登場人物にも救いがあって

読み終わって温かい気持ちに愛飛び出すハート


タイトルから
コミカルで軽妙な内容を想像していたけど、
いい意味で予想を裏切られた作品でしたハート