かれこれ十年近く前のこと。
横浜市西区にある
横浜イングリッシュガーデンを訪ねたことがあります。
2000種類以上のバラが美しく咲いていました。
プレートに書かれた名前との
組み合わせを楽しみながら見てまわり、
王室、皇室の方々など
カタカナの名前が多いなか、
ふと目に留まったのが
田毎の月 たごとのつき
という名前。
田毎の月は、
棚田に並ぶそれぞれの水田に
月が照る情景を表現したもので、
古くから短歌や俳句に詠まれていたそうな。
田んぼに水が張られる今の季節に見られるらしいです。
実際の花たちもそのような風情。
ちょうど木陰になっていて、
黄色い月がポッ、ポッと浮きあがるように咲いている。
丸っこくて
バラ然りという形状でもない。
もう、
なんていうか
名前と花にひとめぼれしてしまいましたね
もちろんどのバラも美しいけれど
この田毎の月が
ピカ~ンと心に残り、
苗を取り寄せて植えてみました。
地植えにしたら
もっとたくさんの月を見せてくれるかな
と考え中です