朝散歩に出かける夫にゴミ出しを頼むと、

 

ハイ、喜んで!

 

と軽快な返事。

昨夜もよく眠れたらしく、元気そのものキョロキョロ

 

そのとき、

私が図書館で借りてきた婦人公論を見て、

 

お、婦人公論

良妻賢母のための雑誌だったっけ。

 

と言って、ゴミの袋を提げて出かけていきました。

 

 

去年の1月号。

表紙の黄色の明るさと美輪明宏さんのオーラに

引きつけられて借りたもの。

 

 

良妻賢母

 

昭和時代、結婚後の女性の理想形のように言われ、

燦然と光を放っていた言葉でした。

 

女性が目指すものであり、

縛られるものでもあったという。

 

ただね、

昔の婦人公論は知りませんが、

この婦人公論では、

良妻賢母の要素はほとんど見かけません。

 

むしろ、一人の女性としての生き方を

取り上げているように思います。

 

健康やお金について解説していて、

そこに妻や母の部分はあまり感じられません。

 

他に

佐藤愛子さんや樋口恵子さん、阿川佐和子さん、

他の皆さんの文章も楽しくて音符

 

 

ともかくも、

思いがけず夫の口から発せられた

 

良妻賢母

 

という四字熟語。

 

もう歴史の彼方に置き去られた言葉なのではないでしょうか

 

と夫に伝えたいですね。