なれのはて

読み終わりました。

 

現代のテレビ局の人間が、

秋田の石油に関わった一族にまつわる話を

解き明かしていくというもの。

 

終盤は一気に読み上げるほど引き込まれました。

 

暗さや重苦しさが漂うストーリーでしたが、

最後に光がさしこむような場面があったので、

報われたような気がして読み終えることができました。

 

 

 

 

 

加藤シゲアキさんが作家として

さらに奥深い世界に入ったような印象を受けました。

       

 

そして、

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、前作の オルタネート

2,3年前に読みました。

高校生限定のマッチングアプリを題材に描いた作品。

若い人たちの明るさや輝きを感じられる作品でした。

 

高校生中心の小説というので、

私にはピンとこないかなと思ったのですが、

 

半世紀前とはいえ、自分が通ってきた道、世界って

ちゃんとよみがえってくるんですね。

なつかしい感情がわいてきましたよ。

 

それぞれの表紙が対照的だけど、

作品の雰囲気がよく表されていると思います。

 

 

冬を彩ってくれるシクラメン、

これも猫にとっては要注意の植物。