平成16年に日立市との合併を推進した十王町の和田浩一元町長が去る11月24日、81歳の生涯を閉じられました。


和田町長は、十王町の生活インフラの整備、とりわけ農業基盤整備に注力され、地方自治の発展に寄与したことにより平成13年秋の叙勲において旭日双光章の栄に浴されました。

〈国民宿舎鵜の岬で開かれた叙勲祝賀会)


日立市副市長を退任後は、家業である農業と共に、伊師地区53.1haの土地改良区事業にも注力されました。
折に触れてご自宅に伺うと、私の健康を労って栄養ドリンクを出して頂いたり、町長当時のお話など気さくに話して下さいました。
来年には合併20年になろうとする今や、当時の経緯を知る方々も少なくなり、町の残された課題などもっとお話を聞いておくべきだったと悔やんでも悔やみきれません。
通夜告別式には参列が叶いませんので、なんとか一目お会いしなければと急ぎ日帰りでご自宅に弔問しました。これまでのご指導に対して感謝の意をお伝えし、こよなく愛した日立市十王町と県北地域の発展をお誓いしました。
ご逝去を悼み、謹んでご冥福をお祈り致します。