東京農工大学鈴木健仁准教授、東京理科大学橋本卓弥准教授、会津大学富岡洋一上級准教授、修士課程の学生2名が副大臣室にお越し下さり、デジタル庁の職員を交えて意見交換を行いました。





3人の准教授は、約5年前にも大学の研究環境について意見交換をしたことがあり、副大臣就任を知ってわざわざ激励に来て下さいました。

最近の大学の研究環境について伺ったところ、かつての状況よりは若干改善したものの、特に理系大学では新たな課題に直面しているそうです。海外と比較しても、まだまだ貧弱のようです。

政府はDXの大きな旗を掲げて義務教育段階からプログラミング教育を推進しています。その影響でソフトウェア開発を目指す学生が増えている事は喜ばしい反面、機械工学系に関心を持つ学生が減っているそうです。
企業は、儲からないものづくりは海外に技術移転して、ソフトウェア開発に力を入れています。そのため、生成系AIなどソフトウェア開発の勉強をした方が就活でも有利と考えられます。
先生方の懸念をまとめると、このまま行くと将来の日本は海外から安い機械を買って、故障しても図面が分からない為に修理できず新たな機械を買わされる国になっていく。既にそうなっているようで、背筋が寒くなりました。
バランスの取れた教育を行う必要性を痛感しました。