戦後、未亡人となった方々が各地で組織を立ち上げ、昭和25年に全国未亡人団体協議会が設立されました。
児童扶養手当や母子家庭への支援制度は、これらの方々の並々ならぬ努力によって整備されてきました。
永岡桂子文科大臣が議員連盟の会長を務めておられます。
また、当会には、秩父宮妃殿下の御歌「母に幸あれ」が下賜されています。

◆秩父宮妃殿下 御歌
あらき世の 風に堪えつつ
手ひとつに 子を育てゆく
母に幸あれ 母に幸あれ

戦争で大黒柱を失った母子家庭は、食糧難や経済の混乱の中、女手ひとつで子育てをしてこられました。貧困家庭も多かったようです。
秩父宮妃殿下の御歌は、厳しい社会環境の中で子育てに奔走してきた母親への慈しみの心が歌われおり、読む人の胸を打ちます。