QST那珂研究所の核融合炉JT-60SAを視察しました。
JT60-SAは、国際共同プロジェクトであるフランスのITERを先導する位置付けで、ITER向けの機器を開発し、納入する重要な任務があります。
現在は核融合炉の機器の組み立ては完了し、内部を冷やして-269℃の超伝導状態を維持しています。この秋のファースト・プラズマに向けて、統合試運転を再開しました。
今年の3月、JT-60SAの責任者であった鎌田副所長が、ITERの副機構長に任命されました。
ITERの組立てが本格化する中で、JT-60SAの組立てを先導してきた鎌田さんの経験が必要とされたそうです。ここでも日本人の活躍が期待されています。
また、那珂研究所では核融合炉の開発に対して、これから中小企業との連携窓口を開設します。非常に多くの部品が必要となるため、中小企業の技術を活かして産業の裾野を広げる方針です。
いよいよこの秋のファースト・プラズマの達成が楽しみです。
私もITERで活躍できるかも⁉️