まだ関東の梅雨は明けていませんが、毎日蒸し暑い日が続きます。


国会は閉会を迎え、地元に戻って地域の声を聞いたり、国会での活動を報告したりといった活動を行っています。ただ、面会や勉強会などの予定で東京に来ることもあります。東京にいる間は、普段お世話になっている皆様に挨拶回りをしています。
 

本日は、鹿島建設株式会社 様、株式会社TOBIRA 様、スズキ株式会社 様、日本電気株式会社 様 へご挨拶に伺わせていただきました。

 

鹿島建設株式会社では、ゼネコン業界の現状等について意見交換させていただきました。特に、建設需要に対して建設従事者の数が圧倒的に足りないという強い危機感を共有しました。
同社では熊本のTSMC半導体工場をはじめ、北海道千歳に建設されるRapidus半導体工場の建設も手掛けています。また、高度経済成長期に建てられた建物や橋などの建造物の耐用年数が迫ってきている現代において、建設従事者の確保はインフラの確保という面でも喫緊の課題であることを強く認識することができました。

 

株式会社TOBIRAでは、医療事業や新事業についての意見交換をさせていただきました。同社は、希少疾患患者と製薬メーカーや医療機関をつなぐサービスを展開しています。また、新たな事業についての構想もお持ちで、現状の政治の動きや省庁の施策等と事業の展開についてお話しすることができました。事業内容によっては経産省等から補助金が出ることがあります。日本で起業してもらうために、ベンチャー事業に対する国からの応援についてももっと周知する必要があると感じました。

 

スズキ株式会社では、主に軽自動車の現状について意見交換を行いました。エネルギー価格の高騰や、欧米での既存車への規制強化の流れの中、日本の車産業も改革を迫られています。数多くの車会社が並ぶこの国において、各会社がどのような「色」を持つべきなのか、話を伺うことができました。また、国内だけではなく海外における事業の展開とその展望についても話を聞くことができました。海外での車製造において、日本に依存せず海外でサプライチェーンを完結できるようになってきている話も詳しく聞くことができました。

 

日本電気株式会社では、元経産省官僚の田中副社長と面会をさせていただきました。現状のエネルギー政策から、現在ホットなAIなどのデジタル政策まで、幅広い分野での意見交換を行いました。特に、生成AIや顔認証などNECは日本の中でも非常に先端を走っていますが、やはり国際基準に比較するとまだまだ足りていないという危機感を共有しました。
国際基準でも戦っていけるデジタル産業を政治からも後押ししなければなりません。

 
様々な業界の意見を聞くことで、普段見えない現場の声が聞こえてきます。

地元の皆様や、お世話になってる皆様の声を、国政に届けられるよう邁進してまいります。(インターンM)

【日本電気株式会社の田中副社長】