自民党本部の文部科学部会にて、「AI時代を生き抜く子供に育みたい「話す力」」と題して、一般社団法人アルバ・エデュ代表理事の竹内明日香先生からご講演を、
「学習の基盤となる素質・能力としての「情報活用能力」」と題して、東京学芸大学教育学部教授の高橋純先生からご講演をいただきました。


竹内先生からは、「プレゼン教育」を公教育に取り入れ、指導を行う必要性についてお話を頂きました。
特に、現在の教育では体系的な理論をただ学ぶだけになってしまい、自分はそれを勉強し「どう思うのか」「何を感じるのか」といった「主語を“I am”にする教育」の必要性について強くお話を頂きました。実際、ファクトをただ羅列することはAIに奪われてしまうもので、AIとの違いは「私は」の価値観であることを分かりやすく解説してくださいました。また、そのような「”I am”」の価値をもっと受験などに取り入れていくべきこととお話をしていただきました。

髙橋先生からは、一人一端末のICT教育普及が進んだにも関わらず、うまく活用されていないことから、成功事例をもとに情報活用能力を活用した学習資質・能力の展開についてお話を頂きました。
現状、ICTの導入によって、事実を淡々と教えるだけの学習から、
情報の比較の仕方、取り扱い方、分析の仕方、議論の仕方を教えることによって、授業内容を「キーワード化」→「構造化」→「議論」→「文章化」といったスキームを踏み、「問題発見力」「解決能力」が付くことを指摘しました。
また、今までの授業では全体指導で、授業進度を速いと感じている生徒、遅いと感じている生徒の指導が不十分だったが、ICT活用によって教員がリアルタイムをコンピューターで把握ことによる学習状況の把握が可能になり、個別の対応がしやすくなるメリットも挙げていました。

チャットGPTをはじめ、教育の世界にもAIや情報化といった波が教育の場にも押し寄せています。
新しい価値観を拒絶するのではなく、きちんと理解して適切に利用できるような環境整備に邁進してまいります。
(インターンM投稿)