11月09日、国民歯科問題議員連盟 勉強会が開催されました。

一般社団法人日本口腔ケア学会 理事長の夏目長門先生、
順天堂大学医療看護学部 准教授の鈴木紀子先生を講師にお招きして、勉強会が開催されました。


両先生には医療における、口腔ケアの大切さについて、深くご講演頂きました。
特に、妊婦の口腔ケアの現状は非常に深刻でした。妊娠するとエストロゲンやプロゲステロンの分泌が増え、歯周病原細菌の増殖につながります。また、つわりによる吐き気や嘔吐の症状から、有効な口腔ケアができない現状も叫ばれていました。
実際、先生の調査した妊娠初期の妊婦のほとんどが歯肉炎を患っていたと言います。
しかし、妊娠中の歯科受診率はわずか60%にとどまり、十分な検診が行われているとは言えません。

現状、妊婦さんの忙しさや検診後の追加治療が有料な点が、妊婦の検診をためらわせている理由だと鈴木先生は分析されていました。
口腔ケアを行うことは、結果として病気の予防になり、医療費の削減を目指せます。

一刻も早い、口腔ケアの普及と検診の普及が求められます。

(インターンM投稿)