朝8時にホテルを出発し、8時30分から東京電力福島第一原発を視察しました。


福島復興本社高原代表は、以前茨城支社長でしたので、久し振りにご挨拶させて頂きました。
コロナ禍もあり、前回の視察からかなりの期間が開いたので、どの程度進捗したのかを確認することができました。
スマホは構内に持ち込めませんので、後日、東電から写真が送られてきます。

熱中症対策として、午前4時頃から作業を開始しているそうです。約4000名がひっきりなしに出入りしていました。

廃炉のフェーズとしては、3・4号機の使用済燃料プールからの取り出し、ALPS処理水の放出に向けた準備、燃料デブリ回収に向けた炉内調査などが平行して行われていました。

懸案だった地下水については、凍土壁やサブドレインからの汲み上げによって、130t/日まで減少しました。更に、雨水が地下に染み込まないよう原子炉建屋周辺を固めていきます。

以前のように汚染水タンクの水漏れトラブルなどは無くなり、作業工程は安定している印象でした。

ALPS処理水の放出にあたり、ヒラメとアワビを処理水の中で養殖して海洋生物への影響を調べるそうです。その様子はSNSでも公開されます。




視察の最後は、道の駅なみえ にて、鈴木酒造の説明を聞き、甘酒ソフトクリームを食べました。大変甘くて美味しかったです。



復興に関しては、政府は勿論のこと、全国の自治体や民間からも応援職員を派遣していただき、被災自治体としても、大変感謝しているところです。
現地の女性と結婚した経産省職員も頑張っていました。

引き続き、皆様にも福島県の復興に関心を持って頂きますよう、宜しくお願い致します。