クリスマスイブの24日、台湾の国会議員にあたる邱委員と羅委員、日本側は佐藤正久外交部会長と経産部会長の私の4人で、日台与党経済安全保障オンライン会談を行いました。
台湾とは正式な政府間の外交ルートがないため、日台与党の会談にメディアも注目。

台湾側のお二人は、それぞれ台湾民進党で外交と経済政策の責任者です。
約2時間にわたって、台湾のTPP加盟や半導体分野での連携、日本の5県の農林水産品の輸入規制問題、経済安全保障措置について意見交換しました。

日本では、先の臨時国会で半導体製造のための関連法を改正し、国内での半導体産業基盤強化のため補正予算に7740億円を計上したところです。
法的な安定性を持って、半導体産業の基盤強化に取り組む方針を台湾側に紹介しました。


そして、茨城県の私と福島県出身の佐藤正久議員が共通して指摘したのは台湾の輸入規制についてです。

台湾産のパイナップルが害虫を理由に中国から輸入を止められた際には、台湾を応援しようと日本ではパイナップルの輸入量を増やしました。

茨城県と福島県を含む5県の農林水産品の輸入規制については、TPP11加盟の障害となり得るため、早期の解除を求めました。
先方からは、安全性について国民への説明を十分に尽くして解除に努力したいとの返事がありました。

他にも、経済安全保障など多岐にわたって意見交換し、実り多い2+2会談でした。
コロナ感染が収束した際には、対面形式でやることで双方一致しました。