皆さん、こんにちは。今日も都内は曇り空です。
茨城5区 自民党衆議院議員の石川あきまさです。
文在寅政権が、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を延長せず、破棄する方針を決めました。
日本の貿易優遇措置撤回への報復措置だそうですが、南北融和を掲げる文大統領ならでは、の決定と言えます。
昨今の北朝鮮情勢を鑑みると稀に見る愚挙であり、日韓の綻びに北朝鮮は喜んでいるでしょう。
しかし冷静に考えると、協定を破棄すれば困るのは韓国ではないか?
日米はそれぞれ偵察衛星を運用しており、情報収集手段は豊富に持っています。
協定が破棄されれば機微情報を韓国に渡せなくなるケースが出てくるので、韓国軍の現場は相当困るでしょう。
一方、韓国から日本に情報が伝わらなくなる懸念もありますが、ご存じの通り日本は平成25年に「特定秘密保護法」を整備し、米国を始めとする西欧諸国とは質の高い機密情報をやり取りする仕組みが出来上がっています。
このように、わが国は不十分ながらも「自主防衛体制」を着々と整えてきました。
従って、今回の件で、すぐに日本の安全保障体制が揺らぐことはないので、国民の皆様は安心して頂きたいと思います。
「英国は永遠の友人も持たないし、永遠の敵も持たない。英国が持つのは永遠の国益である」
19世紀の英国首相パーマストンの至言を思い浮かべました。