皆さん、こんにちは。 自民党衆議院茨城5区の石川あきまさです。

 

ここに記載することは、地元に帰る電車での出来事です。皆さんには、身近で急に誰かが倒れたときどうすべきかを知って頂きたく、ここに記します。
そして、その時はベストを尽くしたつもりだが、本当にその対応で良かったのか、救急救命の専門家にアドバイスを仰ぎたいので、ありのままをここに記載します。

人身事故の影響で特急が駅に停車中、隣の座席の男性が、急に苦しみ出し「ヴーッ」と声をあげて頭から前に倒れ込んだ。
寝ていた私はとても驚いたが、ただ事ではないと察して「急患だ。車掌を呼んで救急車を!」と叫んだ。...
男性は痙攣を起こして呼吸困難の様子だった。心臓マッサージが必要かもしれないので、うつ伏せの男性を何とか仰向けにしようとしたが、体が大きく一人では無理だった。近くの男性と看護師と思われる女性が手を貸してくれ、何とか仰向けに出来た。何度も「大丈夫ですか?」と呼び掛けたが苦しむばかりで反応はなかった。
すぐに私は「誰かAEDを持ってきて」と叫んだ。何度かAED講習を受けていたので使い方は分かっていた。すると脈拍と呼吸を測っていた女性が「AEDは必要ない」と言った。少しづつ呼吸が回復していたのだ。しかし口から泡とイビキの様な呼吸をしていたので、もしかすると脳内出血の恐れがあると思った。頭を保護するために「毛布を取って」と言うと、近くの乗客が協力して渡してくれ、枕にした。
15分位経った頃、車掌がやって来て状況を説明し救急車を要請した。車掌は、車内放送で医療関係者を呼び出した。すると医者と思われる男女二人が駆け付け、携帯のライトで瞳孔を調べたり、脈拍と呼吸を確認すると、男性の意識が少しずつ回復し、呼び掛けに頷いた。真っ白だった顔の血色も良くなり、少しずつ言葉を発するようになった。そこに女性駅係員が車椅子を運んできて、しきりに携帯でどこかに状況を説明していた。119番かと思ったが、そうではなく会社の関係者?と携帯で話しながら、またどこかに行ってしまった。

医師から「貴方は電車内で倒れたのですよ。分かりますか」と声を掛けられたが「えっ」と言う感じで自らの身体に起きた異常に全く気付いていない様子だった。自ら起きようとしていたが「まだ寝ていた方がいい」と医師から制されて横に寝かし付けた。

男性の異常から45分経った頃、救急隊がホームに到着した。救急隊員に発作当時の状況を説明し、男性の所持品を渡して、男性は救急車に運ばれていった。

当時は必死だったので後から冷静に振り返ると、
①電車内にAEDなど医療器具が備えられていたのか?
②電車内から直接119番をした方が早かったのではないか?
③もっと他に手当てすべきことがあったのではないか?
など、不明な点が多い。救急救命の専門家には、望ましい対応を教えて頂きたい。

結果は誰からも聞いていませんが、関係者がベストを尽くした結果、恐らく男性の一命はとりとめたと思います。(そう願いたい)
最後に、救命に協力してくれた乗客(医療関係者)やJR関係者、救急隊の皆様に感謝を申し上げます。

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