皆さん、こんにちは。 自民党衆議院茨城5区の石川あきまさです。

 

経産政務官の公務で北海道へ出張しました

 

・胆振東部地震被災地の町長と面会

昨年9月16日最大震度7を記録した厚真町、震度6強だった安平町、むかわ町を訪問。町長から復興状況をお聞きしました。
特に厚真町では、約200ヵ所で土砂崩れが発生し、36名が犠牲になりました。山肌が抉り取られた衝撃的な映像が、今でも目に焼き付いています。それでも宮坂町長は、この災害を切っ掛けに新たな地方のモデルを作りたいと意気込んでいました。
安平町・むかわ町でも復興に向けた計画を策定し、新たなまちづくりへの意欲をお聞きできました。応援職員が来てくるているものの、土木工事を発注する人材が不足しているとのことでした。

北海道経済産業局長も同席し、計画作りに当たって様々な協力を約束しました。

途中、安平町で被災したレストラン柴楽(しばらく)さんを訪問しました。
約500万円の被害が出ましたが、小規模事業者持続化補助金(胆振東部地震型)を活用し、バリアフリー化や駐車場を整備したことで、高齢者をターゲットに拡大し、奮闘中でした。

 

・G1競走馬のふるさと🏇安平町😄

 

・世界最大級のレドックス蓄電池

再生可能エネルギーは、出力が激しく変動します。北海道電力早来変電所では、周波数を常に50Hzに一定に保つため、バナジウム溶液による大型蓄電池を需給バランス制御に活用する方法を実証しています。
この蓄電施設は定格出力1.5MW、6MWhの蓄電能力があり世界最大級。2013年経産省が約200億円の補助金で整備し、6年間で性能を評価します。

蓄電方法には、リチウムイオン方式、NAS方式、レドックスフロー方式、鉛方式などがあり、コストや蓄電能力など、それぞれ一長一短があります。
バナジウムはレアメタルの一種で、主に中国産。デメリットとしては、価格変動が大きいことやエネルギー効率が7割程度に留まりますが、安全性は高いそうです。

終始変動する再エネを導入するためには、こうした蓄電池が不可欠で、そのコストを誰が払うべきなのか考えなければなりません。

 

・CCS大規模実証試験

経産省では、石油精製プラントから排出された二酸化炭素を分離・回収して、苫小牧沖の海底に30万t注入する実証実験を日本CCS調査に委託しています。
二酸化炭素を超臨界状態にして2本のパイプラインで海底1000mに圧入します。ここでは、米国のシェールガス採掘技術を利用しています。
胆振東部地震の影響もほとんどなく順調に進んでおり、現在20万tを超える二酸化炭素が海底に圧入されています。環境影響もモニタリングしていますが、ほとんど影響は出ていません。
日本で唯一、CCSを実証しているのはここだけであり、世界も注目しています。