みなさん、こんにちは。自民党茨城5区の石川あきまさです。

文化立国調査会の山谷えり子会長と共に、京都における国宝等の文化財修理事業を視察しました。

①豪雨により倒壊した北大路魯山人由縁の民家の400年前の土塀
②上賀茂神社(国宝・世界文化遺産)
③藤原為相を創始者とする冷泉家所蔵の明月記(国宝)、大鏡(重文)
④京都国立博物館、文化財修理保存所にて修理中の仏像や契沖の襖絵
⑤三十三間堂の仏像(国宝)
⑥妙法院庫裏(国宝)

今回の視察で特に感じたことは、
国宝等の伝統的建物や文書等を守るため、冷泉家のような所有者は、多大な支出を強いられているという事実です。
また、修理する為に必要な伝統的材料を製造する職人さんが、減少しています。
美栖紙という特殊な和紙を製造する最後の伝承者である上窪さんから、後継者がいない危機的状況をお聞きしました。現時点で解決策はなく、美栖紙のストックを沢山作り置きしておくことしかありません。
今回の視察により、日本の伝統的技術は絶滅の危機に瀕していることがよく分かりました。