みなさん、こんにちは。自民党茨城5区の石川あきまさです。

原子力規制に関する特別委員会のメンバーで松江市を訪問し、松江市長と意見交換を行いました。
松江市長からは、原子力規制委員会の自治体に対する姿勢や国への要望等について様々な話をお聞きしました。

翌月曜日、大雨の降るなか、島根原発を訪問。敷地は東京ディズニーランドの4個分の広さで、1号機は廃炉、2号機は審査中、3号機は日立GE製の最新型のABWRです。

2号機は、基準地震動が最大820ガルと策定されましたので、今後それを受けて対策工事等が行われます。津波対策として、既に15mの防波堤が出来ており、万が一越水した時の水密扉も60数カ所設置済みでした。

横揺れに強い免震ゴム装置の上に立つ重要免震棟を3年前に整備していましたが、縦揺れに耐えられるのか解析するの難しいため、新たに緊急時対策所を建設中でした。先に安全対策工事を行った結果、手戻りが出てしまった事例です。

今回は、未使用で最新型の3号機の格納容器の真下まで入ることが出来ました。制御装置や中性子測定装置などを見せてもらい、いつも見ている原子炉の図面と現物が頭の中で一致しました。
ABWRは、安全性確保のため通路などが大変広く取られているのが特徴で、中央制御室も電子パネル式の最新モデルでした。運転員の緊急時の訓練も、シミュレータで行っているとのことでした。

安全対策工事もさることながら、大切な人材育成もしっかりと実施されていることを確認し、視察を終えました。