北朝鮮による核ミサイル開発のスピードが、予想以上に早い。
まるで、国際社会による制裁が効いていないことをアピールしているようだ。
ミサイルは、旧東側諸国から技術提供を受けていると推測されているが、米国を狙うための大気圏再突入技術はまだないらしい。しかし、これは時間の問題だ。

わが国は、北朝鮮が核ミサイル技術を完成させる前に、できるだけ早くミサイル防衛体制を整備すべきだ。
今般、安倍政権は陸上型イージスシステムの前倒し導入を決断し、補正と来年度予算に37億円余を計上した。安全保障に対する安倍政権の感度は、さすがに高い。
国民の安全を守るためにも、陸上型イージスの前倒し導入を歓迎したい。

しかし、これで問題解決とはならない。
高高度核爆発による電磁パルス攻撃には対処できないのだ。これをやられると、高圧電流によってコンピューターが一瞬でやられ、電力や交通などインフラが麻痺し、防衛体制そのものも無力化される。
電磁パルス攻撃に対しては、まだ無防備だと言われており、対策が急務だ。

しかし、閉幕した特別国会では相変わらずの問題が延々と審議され、国の存亡を考えた審議は行われて来なかった。来年の通常国会からは、国民の不安に応えられるよう、しっかりとした審議を行いたい。