G7伊勢志摩サミットで、「危機とは言えない」と安倍総理の世界経済リスクの説明を言下に否定した英キャメロン首相は、EU離脱の世論の盛り上がりを見誤り、早々と退陣に追い込まれた。


やる必要のない国民投票を決めた、キャメロン首相の見通しが甘かったと言えばそれまでの話だが、まさかあの英国が世界経済リスクの引き金を引こうとは思っていなかった。


EUの混乱が続くなかで、米大統領選では在日米軍基地の撤退を滲ませるトランプ大統領の現実味が増している。.



日本では参院選の真っ只中で、選挙結果次第ではねじれ国会によって機敏な対応が難しくなる。

世界経済と安全保障のリスクを目の当たりにして、安定した政権基盤を作ることは日本にとって重大な意味を持つ。