皆さん、こんにちは。自民党衆議院茨城5区の石川あきまさです。


ユネスコが南京事件関係文書を世界記憶遺産に登録した問題につき、外務省と文科省から経緯を聴取し、新しい歴史教科書をつくる会の杉原誠四郎会長、明星大学の高橋史郎教授らと今後の対応策を協議しました。

日本人の多くは、国連やユネスコなどの国際機関は中立公正に運営されていると思っていますが、今回の問題やパン事務総長の言動の通り、実際は壮絶な外交戦の舞台であり、日本は多額の拠出金を出していますが、その扱われ方を見ていると「一敗戦国」に過ぎません。

...

ユネスコには松浦氏を事務局長に送り込んでいた時期がありましたが、現在ブルガリアのボコバ氏が事務局長に就いてから、中韓による政治利用が進んだと見られています。

高橋史郎教授は、アラブ首長国連邦で開かれたユネスコ記憶遺産国際諮問委員会(IAC)にオブザーバーとして参加してこられました。
中国の南京の史料の真実性について疑義があるとの意見書を委員会に提出しましたが、中国が申請した「南京大虐殺」史料は「登録」、「従軍慰安婦」史料は「不登録」とされました。
慰安婦の史料は2年後に中国、韓国、オランダ、フィリピン、北朝鮮、台湾が連盟を組んで再登録を目指すことを表明しているとのことです。

日本が歴史戦で常に劣勢に立たされ続けているのは何故でしょう?
それは、対日外交カードとして有効だからです。
つまり、その効力を削いでいくのが対中韓の日本外交戦略の最重要テーマだと思います。

外交とは、日本人が思っているほど誠意が通じる国ばかりではなく、利害得失や軍事バランスで動いているのだというところをよく理解した上で、外交戦略を練っていかなければなりません。