皆さん、こんにちは。自民党衆議院茨城5区の石川あきまさです。


前回の経産委員会で質問した第4次産業革命と称されるIoTについて、10年前から採り入れている三菱電機名古屋製作所を視察しました。

独インダストリアル4.0は、全産業をICTでつないで産業の最適化を目指すのに対して、日本ではまだ企業単位のIoT化に留まります。


当工場では、サーボモーター生産ラインにe-f@ctoryを導入したことで、生産性が80%UP、加工時間40%DOWNという驚異の効果を挙げています。

ロボットが部品を組み立てたり、銅線を巻いたりしていましたが、やはり不良品も出ます。
ミクロン単位で不良品を選別して、なぜ不良になったかをセンサーから集めたデータで検証することができます。

IoTで人間が要らなくなるではないかと言うと、そうではなく、人間が介在する仕事もあり、工場の人数は一定しているようです。

GEの様に、闇雲にビッグデータをかき集めて分析にかけ、異常を感知するという手法は無駄も多く、製造ラインにはフィットしないという見解を持っているそうです。

独や米は統一規格を目指していますが、日本でもようやく7月に「IoTによる製造ビジネス変革ワーキンググループ」が立ち上がり、統一規格化に向けて協議がスタートしました。

今後は、IoTを製造業のみならず、いかに産業全体に広げていけるかに取り組んで行きたいと思います。