行政の市街地循環バスと、民間ボランティアの富崎ぐるっとバス | 館山市議会議員「石井としひろ」のブログ

行政の市街地循環バスと、民間ボランティアの富崎ぐるっとバス

館山市の新しく電気自動車になった「市街地循環バス」を初めて見ました。民間のバス事業者に運行委託しており、利用者はそこそこいるようです。基本的に、日曜日の休み以外は1日6便で、駅・市役所・病院・スーパー・南総文化ホールなどの中心地を回っています。




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一方、富崎地区で土曜日の午前中に回っている循環ワゴン(富崎ぐるっとバス)ですが、民間の自動車会社から車両を提供してもらい、ボランティア2人で「運転手」と「補助員」をやっています。市の財政負担はなく、全て民間ボランティアで回っています。なお、循環バスとして活用する日以外は、カーシェアとして、有料で借りられるようになっています。それが唯一の財源でもあります。




車の提供を市から受けられれば、いくつかの地区で同様のボランティア運行が可能になると思います。(本当は、白タクの規制緩和を国がやってくれるのが、最も良いのですが。)

私も2度だけですが、補助員のボランティアをさせてもらったことがあります。7人乗りのワゴンなので、後部座席に乗ってもらう時に座席シートを動かすなど、乗り降りの手伝いをします。また、大神宮おどやでの買い物の量が多いと、荷物の車への積み込みや、降車場所から自宅への運搬の手伝いもします。運転手だけでやることもできなくはないですが、補助員もいた方が明らかに安全で、手際も良くなります。

公共交通政策では、全国どこでも通用するマニュアルはありませんが、各地での試行錯誤のノウハウを共有できればいいなと思います。