6月議会の一般質問1日目。6議員が登壇。質問は各議員の個性が出る | 館山市議会議員「石井としひろ」のブログ

6月議会の一般質問1日目。6議員が登壇。質問は各議員の個性が出る

館山市議会の一般質問の1日目で6人が登壇しました。全員が制限時間の1時間近く行ったので、午前10時に始まって、終了は午後5時過ぎです。

①東洋平議員は、市職員の求人難について質問しました。求人難は民間だけでなく、公務員も同様です。また、若手ほど終身雇用の意識が少なく、転職志向が高まります。求人については市の魅力をHPなど発信する「シティープロモーション」を意識すること、また、やる気が出る人事評価制度のために「積極性」を評価点に入れたなどのやり取りがありました。




②鈴木明子議員は、小学生の放課後保育(学童保育)で、入れずに待機児童が出ている問題を取り上げました。しかし、保育士と職員の不足が著しく、根本解決はすぐには難しそうです。また、市では3歳児健診など様々な健康診断がありますが、5歳児健診も必要ではないかと提案したところ、「実施の準備に入る」という明確な答弁がありました。森市長は、子育て・健康の政策分野に明るい傾向があります。




③鈴木順子議員は、子どもが欲しい男女の「早期不妊検査」の必要性に触れました。不妊検査を「早期」に行って、不妊の体質であることがわかれば、早期に不妊治療を開始できて、出産の可能性が大きく上がるからです。35歳以降に不妊体質が検査でわかっても、治療では苦労するものです。市としては必要性は理解するものの財政的に実施が困難であり、また、これは全国的にも重要であるから、国に対して要望するとの答弁でした。




④秋山光章議員は、里見氏のNHK大河ドラマ化に関連することについて質問しました。原作者の滝沢馬琴を主人公にした映画「八犬伝」が10月公開になることから、映画の制作会社とタイアップして、里見のイベントをやったらどうかという話をしました。市としても制作会社と具体的な企画を進めており、何らかのイベントはありそうです。里見という戦国大名は、安房地域では大事な歴史なので、盛り上がって欲しいと思います。




⑤佐野聖一議員は、道の駅グリーンファーム館山について質問しました(私も市民から、直売所に商品が少ないという指摘を受けています)。この施設の本質は、あくまでも「食のまちづくり拠点施設」であり、「道の駅」機能は兼ね備えているという位置付けです。なので地元産品が少ないというのは、残念なことなのです。市と運営事業者としては、登録している農業生産者が当初は150だったのを250に増やしました。また、遠方で持って来るのが大変な生産者のために、集荷サービスを始めることを検討するなど努力をしています。




⑥渡辺雄二議員は、「館山市ではB型作業所において、通所が基本ではあるところ、在宅作業を希望しても認められないことが多いのではないか。在宅作業の認定基準が厳しすぎるのではないか」という質問をしました。館山市でも、国の基準に基づいて、運用をしているので、他市に比べて厳しいということは基本的にはないはずです。ただ、こうした声があることを踏まえ、個別のケースにおいて、利用者から不満の声が上がらないように、丁寧な対話を意識することが大事だと思います。




明日は5人が登壇します。私も午後1時に質問で登壇する予定です。