全国災害ボランティア議員連盟の総会・勉強会。能登半島の復旧の遅れと課題 | 館山市議会議員「石井としひろ」のブログ

全国災害ボランティア議員連盟の総会・勉強会。能登半島の復旧の遅れと課題

私も入っている全国災害ボランティア議員連盟(会長 谷公一衆議院議員)の「総会・勉強会」が衆議院会館で行われました。私も大分県や山形県の議員とお話ししましたが、全国から50名近くの地方議員が参加しました。また、会員と来賓の国会議員も党派を問わず10名ほど顔を出してくれました。多士済々です。




能登半島の復旧の遅れがテーマになりました。この議員連盟は名称の通り、現地でのボランティア活動に参加して、自分の地元の防災政策に活かしていくものです。

ですから、能登でボランティアをして汗を流した議員も多いわけですが、「当初は道が塞がっていたので、ボランティアを断っていたが、現在はボランティア不足。こんなにボランティアが少ない被災地は初めてだ。」「当初の来るなというメッセージが強すぎたのではないか。『来るな』ではなく、『いつから来てくれ!』と発信するべきではなかったのではないか」などの意見が出ました。

特に、重機を扱える技術系ボランティアが足りないという話でした。




また、「諸外国と比べて、災害復旧において、自治体職員の負担が大き過ぎる。職員も被災者のことが多い。つまり、復旧体制にそもそもの無理がある」「平時から民間と連携して、有事に何をしてもらうか具体的な協定をしておくべき」「福井県では、災害ボランティア活動の推進のために、条例を作り、基金も積んでいて、有事に備えている」などの話もありました。

「水が足りない」「トイレが足りない」「洗濯機も足りない」「風呂も足りない」という現地情報もありました。








トイレに関しては、「ラップポン」という優れものの簡易トイレを民間事業者が紹介しました。このトイレを使うと、汚物をラップで密封するので、臭いも全く残らず、清掃の手間もかかりません。各避難所に一つはあると便利なわけですが、費用があれば…という感じです。