議会人事は2年任期に | 館山市議会議員「石井としひろ」のブログ

議会人事は2年任期に

今日は館山市議会の臨時会(1日のみ)がありました。なお、6月定例会は来週金曜日の全員協議会から、事実上始まります。

5月に館山市議会では、副議長と委員会人事の改選があるので、臨時会を開催しています。

合わせて、市長提出の政策議案もいくつか審議し、採決します。

まず、国民健康保険税に関して、高所得層の少し増税(課税限度額の引き上げ)と、低所得者の少し減税(軽減対象者の拡大)がありました。低所得者には負担減、高所得者には負担増という累進制の強化で、これは国の方針に基づいて毎年、少しずつ累進制を強化しています。また、国の政令改正に基づいて、急いで改訂しているので、市長の専決処分、議会の事後承認という形で毎年行っています。こういった説明も専決処分の前になされています。

高所得者の負担増と専決処分はおかしいのではないかという反対意見が出たので、私は上記のような賛成意見を議場で述べました。

なお、国民健康保険税はそもそも重税であるという問題はあります。私は低所得の時も、中所得の時も国民健康保険税は高く感じています。一方、所得税は安く感じています。所得税をもっと増税してもいいから、国民健康保険は下げて欲しいものですが、これは国政案件であり、地方政治では対応できません。




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人事に関してですが、副議長にはベテランの鈴木順子議員が選任されました。国政野党系と女性の副議長は、これまでほとんどなかったと思います。個人的には、政党や性別は関係ないと私は考えるタイプです。私はただの無所属ですし。

就任の挨拶で、「館山市議会の民主的な運営を過去の先輩議員から引き継いできた。これからも民主的運営がなされるように努力したい」と話されました。

確かに、館山市議会は他の地方議会と比べると、民主的だとは私も感じています。「議員平等の原則」が守られているのです。館山市議会では、1人会派でも、会派代表者会議に出れますし、議会運営委員会の委員にもなれます。他の議会はなれないところがかなりあります。3人会派以上でなければダメだとか。




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さて、委員会のメンバーチェンジもあり、私は、政策関係では、総務委員会から文教民生委員会に、議会運営では、広報公聴委員会から議会運営委員会に変わりました。1年任期です。

ただ、1年任期だと、このメンバーで慣れてきたから、「新しい取り組みを始めるか!」という気運が高まったところで、任期終了で交代になります。2年任期に改正すべきではないかと7年くらい前に議会で検討しましたが、その時は議論が煮詰まりませんでした。再度、人事の任期と議員定数については議論したいなと思います。