館山市の消滅可能性は千葉県内の平均くらい。消滅はしないが苦しい | 館山市議会議員「石井としひろ」のブログ

館山市の消滅可能性は千葉県内の平均くらい。消滅はしないが苦しい

人口戦略会議が10年ぶりに改訂した「消滅可能性自治体ランキング」を千葉県内だけまとめました。大事なのは社会増減(移動想定)を含めたランキングでして、54市町村のうち安房では、消滅可能性が高い順に、6位鋸南町・20位南房総市・26位館山市・33位鴨川市となっています。

 

 

 

館山市も2050年には、若年女性の約45%が減るということで、長期人口推計では、外国人が若干入っていることが予想されるので、全体では45%は減らずに、人口3万人くらいで留まるのではと試算されています。

 


館山市は消滅はしないものの、高齢化が進み、大変厳しい社会状況が予想されます。デジタル化・ロボット化・自動運転の技術が発展しないと社会の運営は困難でしょう。

 

 

右側の「封鎖人口」というのは、ざっくり出生率など自然増減の人口推計ですが、こちらはあてにならないと思います。人口移動が起きない「封鎖」という仮定に無理があるからです。とはいえ、「出生率」に近いものと、少しだけ参照にしてもいいでしょう。

 

全体的に見て、2050年に社会増と自然増でトータルプラスの自治体は、あったとしても流山市くらいです。つまり、全体傾向として、2050年まで人口減は避けられないのです。

 

 

 


なんで、日本はこんな少子化なのかというと、

結婚が減っていると言われますが、

それは世界的傾向です。

 

世界の先進国と日本が違っているのは、

結婚と出産がリンクしていないことです。

海外の先進国では、結婚していなくても、子どもを産んでいて、問題なく子育てができるのです。これでは、日本が少子化になるのは必然です。

ちなみに、婚外子割合の図だと、トルコ・韓国・日本が、結婚と出産がリンクしている国であり、韓国の出生率は約0.7と悲惨なことになっています。

 


https://honkawa2.sakura.ne.jp/1520.html

 

なお、トルコの場合は、昔の日本のように、「男は仕事・女は家庭」の文化が残っていまして、出生率は昔の日本のように2.0近くあります。日本の田舎の出生率が都会よりも高いのは、「男は仕事・女は家庭」の文化が残っているからです。ただ、この文化を嫌う女性の方が多く、都会へと転出してしまうわけです。

 

結論として、

欧米先進国のように、「男女共働き」「男女共育児」しかないわけです。結婚うんぬんに関わらず。