千葉県知事への手紙(坂田の残土処分場への残土運搬について:平成24年10月1日) | 館山市議会議員「石井としひろ」のブログ

千葉県知事への手紙(坂田の残土処分場への残土運搬について:平成24年10月1日)

千葉県知事への手紙(平成24年10月1日付け)

~館山市坂田へのダンプでの残土運搬に関するシート掛けの徹底 について~

 館山市坂田へのダンプでの残土運搬が今年の8月20日から始まりました。しかし、土砂運搬に関し業者はダンプの荷台にシート掛けを行っておりません。シート掛けを徹底するように行政指導をして頂く事を強く要望致します。行政指導をして頂けるか否か、ご回答をお願いします。

 株式会社服部回漕店は、林地開発許可を平成23年12月20日に得ましたが、その申請書には「建設副産物等の運搬については、関係法規を守らせ、特に過積載にならないように積込ませ、シートで覆い路上にこぼさないようにする。」とあります。

 また、同社は特定事業許可を平成23年12月20日に得ておりますが、その申請書には地元の坂田区長との協定書が添付されており「土砂等の運搬に関しては、落下飛散を防止するため、シート掛けを確実にし、交通規則を遵守」と明記されております。

 このように「荷台のシート掛け」は同社が許可申請書に自らが記載し、また地元と結んだ協定事項であります。ところが、同社は現在までシート掛けを全く行っておらず、今後、改善して行うつもりも全く無いようです。

 同社は巷では「横に飛散防止用ネットをつけているから、シート掛けの必要は無い」と言っているようですが、後部にはネットも何もなく、土砂飛散のおそれがあります。また、上部から舞う粉塵は、沿線住民や通学児童のぜんそく等の病につながります。それを防止する為にはシート掛けが必須です。

 また、同社は後部に差し枠をつける違法改造をしたダンプと、荷台から大幅に土砂が盛り上がっている過積載の疑いが極めて高いダンプを走らせていました。その事は今年9月21日に、安房土木事務所と館山警察署に、大量の証拠写真を渡すとともに伝えております。

 飛散防止用ネットは結局のところ、後部に差し枠を違法につけることにより、過積載を助長する結果になっているように見えます。違法改造・過積載防止の観点からも、「土砂の平積み及びシート掛けの徹底」を行政指導して頂くよう強く要望致します。