原作はチャンドラーの『大いなる眠り』"The Big Sleep"
脚本にはウィリアム・フォークナー、リィ・ブラケットらが名を連ねる。
ハンフリー・ボガート演じるフィリップ・マーロウが、タフな男ってのはこういう事なんだぜ、というのを我々に教えてくれる作品。
誰が誰を恨んでいて、なんで彼が彼を殺したのかという物語の筋は割と複雑で、ちゃんと原作を読んでないと、何が何だかわからなくなるストーリーだけれど、とりあえずボギーは常にカッコいい。
このラストシーンの「助かりたければ三つ数える間に外に出ろ」と脅して、外に出た途端に手下に殺されてしまうくだりから付けられた邦題は、全く作品の全体の意味を反映してるとは思えないが
、かといってオリジナルである「大いなる眠り」では輪をかけて意味不明なので、まあ仕方ないのかなあ・・・。
2024年7月