太陽を盗んだ男 | Manhattan Beach Video Archives

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いしいるかの観た映画

一部でカルト的な人気の作品。
 
中学校の理科教師が東海村の原発からプルトニウムを強奪し自宅で原発を造って政府を脅迫するという、およそ荒唐無稽なストーリーなんだけれど、菅原文太と沢田研二の迫真の演技と長谷川和彦監督の力技で平成の今改めて見てもクールでかっこいい荒々しい中にも空しさとか寂寥感あふれる、ある意味でまごうかたなき名作になっている、と思う。
 
ラスト近くでジュリーが池上季実子を乗せて首都高をすっとばす初代RX-7、つまりサバンナRX-7がカッコよかったなぁ。
あんな美しいフォルムの自動車を作っていたんだなぁ。
 
ちなみにこの映画が公開されたのは1979年。カリ城の公開の年と同じである。
そう考えるとなにか感慨深いものがある、いろんな意味で。
 
2014年2月