披(ひらき)の会が終わり

一週間が経ちました。


改めまして

この度、一人語りの大曲

奈須与市語を披かせて頂き

大過なく終える事ができました。

ご来場頂いた皆様、応援して頂いた皆様、

ありがとうございました🤲



披き。とは、

修行の過程における節目の大曲。

の事です。



と、偉そうに言っていますが

一年半ほど前まで全く知りませんでした💦

稽古場で万蔵先生から

「奈須与市語を披く覚悟はありますか?」

と聞かれ、

「はい、あります!!」

と即答したものの、

すぐに稽古場の裏に行き兄弟子に

「なすって何ですか?」

と聞いたくらいです。

すみません、適当な男でお願い


しかし、

披の会当日の朝。

能楽堂に楽屋入りをしたら、

沢山の先生方、先輩方、スタッフさんから、

おめでとうございます。

と声を掛けて頂き、中にはお祝いを下さる方もいらっしゃいました。

初めての事ばかりで戸惑いもしましたが、

披きとは、それだけ能楽の世界では大切な物なのだと感じる事が出来ました。


師匠の野村万蔵先生は、体調を崩されたりする事もある中、身を削って稽古をつけて下さいました。


一人語り。という演目だけに、

稽古が始まってからの半年間。

一人稽古の時間も長く、意地になって稽古をして、孤独を感じる事も正直ありましたが、


本当に沢山の方に支えられて

今、舞台に立てて、

狂言ができているんだなと。

それに気づけた事が

僕にとっての

奈須与市語 披き

だったような気がします。






まだ僕の狂言の道は始まったばかりです。

引き続き精進して参ります。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

ありがとうございました🤲


撮影:あかさかくみ(正面からの二枚) 荻島怜(横からの二枚)


追伸


我が家に家族が増えました。

保護猫のふうちゃん♀です猫



先住猫のあずき♀とは



少しずつ少しずつ🤏

仲良しになっている最中です照れ