ゴールデンウイークも終わり,今日からまた仕事に復帰。昨夜の井上選手の試合は素晴らしかった。たいしたものですね。私など,34年前のタイソン戦の悪夢と重なってしまう気がしました。しかし,井上選手は,その重圧をはねのけ素晴らし結果を出してくれた。やはり普段の精進なのでしょうね。精神的にも肉体的にも尋常ではないと思わされました。

 

 今日は久しぶりに,診療所にきて書き始めました。

 当初ブログを書き始めの何年か前には,タイトル通りに,それこそ「白衣を着る前に」,診療前に小一時間もあればさっと書いて,あげていた。しかし,世間は,表現の問題や,フェイクニュースと騒々しくなってきた。そんなこともあって,書き上げるまで時間を要することも多くなってきた。

そうなると,次第に書くのが億劫になって,書くことも控えるようになってきてしまっている自分がいます。触れてみたい題材は本当にたくさんあります。しかしながら,初心に戻って,思いつくままには書く元気はないですね。歳を取ったせいかな…。

 

 先日の新聞に,「励ましボディータッチ 注意され不満」という相談記事が出ていました。昨年からラグビースクールの手伝いを初めて,子供たちと一緒にやっていて,感じていたことがあります。本日はボディータッチということで書いてみます。

相談者の場合は「展示会場の監視員」,彼が子供たちと十分な関係を作ったと考えたうえで,「来年は中学生だね」,と肩をポン。それに対して,監視担当の職員から,「児童の体を触らないで。物理的な接触は禁止です」,とのこと。それに対しての相談者のお怒りの気持ちはよくわかるような気がします。確かに今の時代,おかしな大人が増えてきていますしね…。しかし,相談者のような普通の考え方の方が,むしろ多数だと思います。

 

こちらが,回答者の方の回答です。

 回答者のご意見として,「初対面で,どんな内面を持つかわからない児童だからということもあり,男女問わず,基本的にはボディータッチは避けるのが賢明」,というのは本当に無難な答えであり,大変参考になりました。

 

 私は,「ラグビースクールの指導者」,子供たちと接触する状況も含め,相談者の方と立場は確かに大きく違うでしょう。私から相談者に申し上げたいのは,むしろ,あからさまに子供たちから身体に触れられたことを,拒絶されなかっただけよかったのでは?かな。

 スクールの子供達でも,私が身体に触れた時に,ビクッとされることを何度も経験しました。私は,今の子供達自体,身体に触れられる機会が少ないのではないか?

つまり彼らは,身体に触れられることに慣れてないことも一因で,拒絶するようなしぐさをとる?,と最近しばしば考えておりました。

 確かに,ボディータッチについては,スポーツの指導者などでない限りは,回答者の仰る通り避けて通るほうが無難かと思います。しかし,スポーツの指導者などでは,ボディータッチは技術的指導だけでなく,必須かと考えます。

 

 相談者の方には,職種柄,お気持ちは十分理解できます,しかし,いやな気分になりたくなければ,回答者の仰ることに従う方がよろしいでしょうね。

 でも,スキンシップ自体を容認できるような,子供たちが増えてくれるとよいと思いますね,特に私たちのような年寄りは。そして,勝手を言わせてもらえれば,もう少し家庭での子供とのスキンシップを励行していただくことも悪くはないと思います。

 ただ,ふしだらな考えの大人たちがいるという事実がある限り,なかなかわかってもらえないでしょうね。悲しい話ですね。

 

それでは,連休明け,また頑張っていきましょう。

5.7の朝に書き始めて,結局投稿は今日になってしまった。

 

2024.5.9 朝 Y.Ishii