エネルギーは季節の変化に大きく影響される | 英国アーユルヴェーダカレッジ校長:山田泉がつづる毎日

英国アーユルヴェーダカレッジ校長:山田泉がつづる毎日

私の基本姿勢は調和です。人や自然と心を通い合わせ、心地よい状態を調和のとれた状態と考えています。森羅万象の変化に積極的に調和して、自らも価値を創造していく心とからだの成長日記をつづってまいります。

おはようございます、山田泉です。

 

 

東京も雪が降りましたね。

積るほどではありませんでしたが、かなり冷え込みました。

これから先、三寒四温をくり返しながらどんどん春に向かっていきます。

ゆったりと豊かな春を迎えるためにも、体を温めてまいりましょう。

 

 

 

前回までは、一日の中でのリズムについてお話しました。

実は、季節ごとの過ごし方もポイントになってくるのです。

 

 

 

 

◎季節の過ごし方

 

 

 

皆さんはどの季節が一番お好きですか?

 

ピッタ体質の私は、ちょっとひんやりした秋がベストシーズンです。

アーユルヴェーダでは苦手な季節から自分の体質を推察することができます。

 

 

 

それぞれの季節で強い影響を与えるドーシャ(ワータ・ピッタ・カパ)が異なります。

春はカパが増え、夏はピッタが元気で、

秋から冬はワータのエネルギーが上がりやすいのです。

 

 

1年の間で季節ごとにドーシャが変化し、

それに伴い生物に対して与える影響も変化するという考え方が

アーユルヴェーダの根幹にあるということです。

 

 

このような季節のドーシャに気をつけながら生活すると、

今よりもっと元気に生活することができるようになります。

コツは、季節に応じて増大したドーシャを減らすような生活をすることです。

 

 

例えば、春はカパのエネルギーが増大するので、

カパを減らすような生活をします。

 

重いものを食べ過ぎない、

長時間の睡眠を避ける(昼寝は禁物!)、

適度な運動でリフレッシュをする、などです。

 

 

また、ドーシャが乱れやすい季節の節目に健康祈願をすると、

無意識のうちに季節のエネルギーを敏感に感じられるようになり、

次の季節にむけて体の準備ができるようになります。

 

 

 

アーユルヴェーダでは、このように季節に応じた

理想の過ごし方について教えており、

これを【リトゥチャリア】と名づけています。

 

 

アーユルヴェーダの教本『チャラカ・サンヒター』では、

「季節に応じた生活方法、食事法の知識を持っている人は、

生活や食事に関連してその人の行動や食べ物によって

体がよくなることが知られている」

と書かれています。

 

「季節ごとの生活法」の章では、

それぞれの季節においてすべきことや禁忌、

病気にならない生活法について説明されているのです。

 

 

 

季節を感じることを大切にし、

その移ろいに意識を向けることで感覚器官も研ぎ澄まされます。

 

季節を意識することは、アーユルヴェーダの哲学における

『調和を重んじる』という意味においても、

また日本の伝統を大事にするという意味でも大切なことだと思います。

 

 

季節に応じた過ごし方は、以前のブログをご参照くださいね。

現在2月は、秋冬の過ごし方となります。

 

秋冬の過ごし方

春の過ごし方

夏の過ごし方

 

 

それでは皆様、どうぞ良い週末を!

 

 

生きとし生けるものすべての幸せを願って
山田 泉~axia bios~

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