おはようございます、石井です。
今週末は少し寒さが和らぐようですね。
寒がりの私としてはありがたいです。
前回のブログでは、
「エネルギーを乱す要因」について序章となる内容でお届けしました。
今回は、核となる内容に迫ってみます。
エネルギーを乱す要因とは、何なのでしょう。
食生活や睡眠時間などの生活習慣であることは
誰しも想像がつくでしょう。
しかし、実はそれだけではなく、
1日の時間、季節、年齢の変化もドーシャに影響する要素なのです。
◎1日の時間
1日の時間には、ワータとピッタとカパが強まる時間帯があります。
<カパの時間>
・6時~10時:消化力が弱い、6時を過ぎて、遅くなればなるほど、
心身とも重くだるくなりやすくなる
・18時~22時:エネルギーが低下するので、就寝しやすい
<ピッタの時間>
・10時~14時:消化力が高まる
・22時~2時:深い眠りにつける、眠ることで新陳代謝が活発になる
<ワータの時間>
・14時~18時:活動の時間、ただし適度な休憩が必要
・2時~6時:瞑想の時間、
この時間の起床は穏やかさと調和のエネルギーをもたらす
◎生物の体内時計
私たちは宇宙の仕組みの中で生きています。
地球は太陽の周りを回り、地球の周りを月が回っています。
この影響をダイレクトに受けているのが、わたしたち人間です。
地球の自転と公転によって日の出と日の入りがあり、
更に朝晩の温度変化があります。
潮の満ち引きや女性の生理は、月の影響を受けています。
宇宙による光や温度などの時間に応じた細かな変化を
受け取っているのが、脳の脳幹にある視床下部です。
環境の変化を察知して、脳は神経系やホルモン系を介在して
肉体をコントロールしています。
眠りに関与するメラトニンというホルモンは、
朝日を浴びると分解されて体から消え、眠気が消え、覚醒します。
その15時間後に再度分泌がはじまり、
古代の人たちは現代医学を知らなくても、
エネルギーが高まったり入れ替わったりする時間帯を知っていたのです。
太陽や月が作り出す1日、1年、潮汐などに適応する
サーカディアンリズム(概日リズム:ラテン語で「およそ1日」を意味する)を
主な研究対象としている学問を、時間生物学と言います。
私たちの体の機能は、体内時計で一定にコントロールされているのです。
睡眠周期についても時間生物学の範囲に入ります。
アーユルヴェーダでは、この法則をすでに5000年も前から知っていました。
そして、その時間生物学にのっとった理想的な生活方法を、
1日の生活法や季節の生活法に具体的に落とし込んで提案していたのです。
次回は、理想的な起床時間について書きますね。
それでは皆様、どうぞよい週末をお過ごしください。
生きとし生けるものすべての幸せを願って
石井 泉~axia bios~
大切な人の健康をサポートする人になる
★アーユルヴェーダ総合プロコース★ 開講直前です!
健康で美しい人になる
★アーユルヴェーダ生活3ケ月実践コース★ 毎月開講しています。
お問い合わせは、TEL03-5464-1083まで、お気軽にどうぞ!