一途に素直に「六魚庵箴言」<その一>狭くともいい一すじであれどこまでも掘りさげてゆけいつも澄んで天の一角を見つめろ<その二>貧しくとも心はつねに高貴であれ一輪の花にも季節の心を知り一片の雲にも無辺の詩を抱き一碗の米にも労苦の恩を感じよう<その三>いじけるなあるがままにおのれの道を素直に一途に歩け坂村真民坂村真民・著『自選 坂村真民詩集』(致知出版社)より