2017.06.22-07.23東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館@シャネルネクサスホール | 芸術家く〜まん843

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2017年06月22日(木)-07月23日(日)
12:00-20:00
入場無料

CHANEL NEXUS HALL
〒104-0061
東京都中央区銀座3-5-3
シャネル銀座ビルディング4階
東京メトロ 銀座駅A13出口から徒歩1分
東京メトロ 銀座一丁目駅8番出口からすぐ

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INTRODUCTION

アタシはもう、
棺桶に片足を突っ込んでるの。
あの世で自分が撮る写真は
どのようなものになるのか、
探ろうとしているわけなの。

シャネル・ネクサス・ホールは、
2017年度の展覧会プログラム第三弾として
「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」
を開催いたします。

日本を代表する写真家として
常に第一線で活躍してきた荒木経惟は、
妖艶な魅力を放つ花々や緊縛ヌード、
愛してやまない東京の街、
亡き妻を思い見上げつづけた空景、
そして苦楽をともにしてきた飼い猫チロ等々、
さまざまな対象を被写体にしながら、
独自の死生観で生を鮮烈に描き出し、
唯一無二の写真世界を創出してきました。

また、
海外でも熱狂的な支持を集める荒木は、
昨年、東洋美術専門の美術館として
ヨーロッパ最大規模を誇る
フランス国立ギメ東洋美術館(パリ)において
大規模個展「ARAKI」を開催し、
大きな話題となりました。
この展覧会で、
50年間の作家活動を振り返る
レトロスペクティブとともに発表したのが、
撮り下ろしの新作「東京墓情」です。
大病を経験して得た
濃密な“死”への意識を抱きながら、
自身の写真家人生を振り返った本作は、
今の荒木経惟を知るうえで
大変重要な作品であるといえるでしょう。

本展覧会では、
同個展にて発表された
「東京墓情」を日本初公開するとともに、
ギメ東洋美術館所蔵の写真コレクションより、
荒木自身がセレクトした
幕末・明治期の写真作品を併せて
出展いたします。
加えて、本展のために撮り下ろした
新作も発表される予定です。

70代後半を迎えてなお
写真に殉じて生きる荒木経惟の、
現在の境地が表されているともいえる
この最新作を、
19世紀後半の日本文化を今に伝える
貴重な古写真とともに、
ぜひご高覧ください。

ARTISTS

1940年東京都生まれ。
千葉大学工学部写真印刷工学科卒業後、
電通に入社し写真部に所属。
1964 年「さっちん」で第1回太陽賞受賞。
1971年には
妻・陽子との新婚旅行を写した
記念碑的写真集『センチメンタルな旅』を
自費出版。
また70年代より、
被写体である女性との
極めて親密な関係性を写した写真作品で
高い評価を受け、
妖艶な花々、緊縛ヌード、
空景、食事、東京の街、飼い猫など、
さまざまな被写体から
強烈なエロスとタナトスが漂う
独特の写真世界を確立。
日本を代表する写真家として
内外で高い評価を得ている。
精力的に刊行しつづける写真集は
これまで450冊以上に及び、
同時に国内外の数々の美術館にて
展覧会を開催している。

ギメ東洋美術館

非アジア圏で最大規模を誇る
東洋美術専門美術館。
1879年、実業家エミール ギメが
日本や中国、インド等で収集した
美術品や遺物をもとに、リヨンに設立した。
1889年パリに移設され、
1929年に国立美術館となった。
現在は
ルーヴル美術館の東洋部門に位置付けられ、
彫刻、絵画、装飾品など
約4万5,000点を収蔵する。
写真コレクションには
幕末から明治・大正期に日本で撮影された
貴重な作品が多数含まれるが、
同コレクション収蔵の作品が
東京で展示されるのは、
本展が初となる。

主催
シャネル株式会社
協力
ギメ東洋美術館、タカ・イシイギャラリー