2017年03月04日放送映画・アナと雪の女王(2014.3.14,アメリカ,102分) | 芸術家く〜まん843

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ディズニーアニメ史上No.1ヒット作!
空前のブームを巻き起こした「アナ雪」が
ついに地上波初放送!
TVの前でみんなで歌おう♪
レットイットゴー~ありのままで~

この感動は終わらない。
運命に引き裂かれた姉妹を主人公に“真実の愛”を描いた感動の物語。
凍った世界を救うのは‐真実の愛。
ふたりの心はひとつだった。
姉・エルサが“秘密の力”に目覚めるまでは…。

触れたものを凍らせたり雪や氷を作る魔法の力を持って生まれたアレンデール王国の王女・エルサは8歳のある夜、妹のアナと魔法で遊んでいるときにはしゃぎすぎたアナを助けようとして自分の力を制御できず誤って魔法をアナの頭に当ててしまい、意識不明の状態にさせてしまう。2人の両親である王と妃がトロールたちに救いを乞いアナは回復するが、引き換えにエルサの魔法に関する記憶を失う。

日増しに魔法の力が強くなっていくエルサは力を制御し世に知られぬよう城中の窓や門を閉めて部屋に閉じこもり、誰とも触れ合わず自分を抑えて生きることを強いられる。一方アナは、突然大好きな姉が自分を避けるようになったわけを知らぬまま、閉ざされた城の中で寂しく成長する。その10年後、2人は両親を海難事故で亡くし、お互いだけが唯一の肉親となってしまう。

さらに3年後、成人したエルサは女王として即位することになり、閉ざされた門を開いて戴冠式が行われる。エルサの魔法はもはや自分の意思で抑えることができないほど強大なものになっていたが、彼女は感情を殺してなんとか1日を乗り切ろうとする。一方アナは、13年ぶりに外界と接触できる特別な1日に新たな出会いを夢見ていたところを、戴冠式の直前に、大勢招かれた招待客のうちの一人である隣国の王子ハンスと出会って恋に落ち、その日のうちに結婚の約束までしてしまう。戴冠式のパーティーで婚約を告げられたエルサはあまりにも早すぎる展開に2人の結婚に反対し、頭を冷やすようアナを説得しようとする。しかし、大好きな姉に会うこともままならない上、外界とも遮断された閉塞的な13年間の生活に嫌気がさしていたアナは「こんな生活はもう耐えられない」と聞く耳を持たない。姉妹は口論になり、エルサは思わず人々の前で魔法を暴発させてしまう。自分の力を知られ、怪物呼ばわりされたエルサは王国から逃げだす。そして夏の王国は、エルサが期せずして暴走させてしまった魔法により永遠の冬に閉ざされる。ノースマウンテンにたどり着いたエルサはそこに魔法で氷の城を建て、自分を抑えつけるのをやめて独りで生きていく決意をする。

この騒動によりウェーゼルトン公爵に愚痴られたアナはハンスに国を任せ、エルサを連れ戻すため1人で旅に出る。道中で出会った山男のクリストフ、彼の相棒でトナカイのスヴェン、そして魔法の雪だるまオラフとともにノースマウンテンへ向かい、氷の城でエルサを見つける。エルサは再び自分の魔力がアナを傷つけることを恐れてその説得を拒絶するが、自分の魔法が国中を凍らせたことを知って愕然とし、悲しみから暴走させた魔法がアナの胸に当たる。「エルサと一緒でなければ帰らない」と言うアナであったが、エルサが生み出した雪男・マシュマロウによってクリストフ、オラフと共に城から追い払われてしまう。城を出てもなおしつこく付きまとうマシュマロウから逃げ切るが、クリストフはアナの異変(髪の毛が白くなっていること)に気付き、家族同然の仲間であるトロールたちのもとへ向かう。トロールの長老・パビーは「エルサの魔法でアナの身体が凍り付き命が危ない」と告げるがトロールの力ではどうにもならず、回復には「真実の愛」の力が必要だと告げられる。クリストフはアナを救うためには婚約者のハンスからのキスが必要だと判断し、衰弱していく彼女を抱えてスヴェンを走らせ、城へと急ぐ。

一方ハンスは、アナを乗せて旅立ったはずの馬だけが王国に戻ったことで異変を感じ、城の兵士たちを連れて捜索に出かける。氷の城で、ウェーゼルトン公爵からひそかに暗殺を命じられたボディーガードたちがエルサに容赦なく攻撃を仕掛け、彼女は死は逃れるが気絶する。ハンスはエルサを王国の牢屋に閉じ込め冬を止めるよう説得するが、その術は彼女自身にも知る由がなく、やがてエルサは王国を魔法の危険に晒すことを恐れて牢から逃げ出す。

城に着いたアナはハンスに事情を話し彼のキスを求めるが、途端にハンスの態度は豹変する。彼はアナを愛してはおらず、立場の低い13人兄弟の末っ子から王に成り上がるためにアレンデールの王女姉妹に近づき、王国を乗っ取るつもりで近づきやすいアナを選んだだけだと告げる。ハンスは瀕死のアナを冷たい部屋に閉じ込めて放置し、城の側近たちに彼女が死んだと言い、エルサを反逆罪で処刑すると宣告する。その頃クリストフは、アナを城に届けたあと落ち込んだ表情で城を後にするが、スヴェンに叱咤されてアナへの愛を自覚すると共に王国の異変に気付き、再度城へ向かう。一足先にアナの元に着いたオラフは、彼女を温めるために自分の体が融けるのも構わずに暖炉に火を点け、アナに愛とは自分のことよりも相手のことを考えることだと教え、クリストフがアナを愛していることを伝えて、彼に会いに行かせようとする。

城を抜け出したアナは凍りついたフィヨルドの船の上でクリストフの姿を見つけるが、その直前、ハンスがエルサにアナの死を告げ、ショックで無抵抗な彼女に剣を振り下ろそうとするのを発見し、自分が助かるチャンスを捨ててエルサの元へ走る。アナの身体は完全に凍りつき、ハンスの剣を砕いて彼を跳ね飛ばす。エルサは氷の彫像と化したアナを抱きしめて慟哭(どうこく)する。そのとき凍りついたアナの身体が元に戻り、彼女は息を吹き返す。魔法の力をコントロールする術が「恐れ」ではなく相手を心から思いやる「真実の愛」だと知ったエルサは王国を覆っていた雪と氷を空へと蒸発させる。夏を取り戻したせいでオラフは溶けかけてしまうが、エルサがオラフの頭上のみ雪を降らせる魔法をかけてあげたことで、溶けないまま夏を満喫できるようになる。ハンスはアナに怒りの制裁を受けたあげく拘束され、ウェーゼルトン公爵もまたアレンデールとの貿易を打ち切られ、両者ともそれぞれの本国に強制送還される。クリストフは王室専属の氷配達人に、そしてアナの恋人になる。エルサは二度と城の門を閉ざさないと約束し、凍らせた城の広場の地面でアナや国民たちとともに真夏のスケートを楽しんだ。

エンドロール後は、主人公のいなくなった氷の城で、マシュマロウがエルサの捨てたティアラを拾い上げて被る場面でラストとなる。

登場人物

アナ
主人公。18歳。アレンデール王国の第二王女。赤毛の髪だが、5歳のときに頭に受けたエルサの魔法の影響で一房だけが白い(本人はそのことを忘れているため生まれつきだと思っている)。瞳の色は、エメラルドグリーン。身長165cm。そばかすが特徴。明るい性格で、いざという時は男勝りな一面をのぞかせる。好きな食べ物はチョコレートとサンドイッチ。仲の良かった姉と理由もわからず引き離され閉塞的な城の中でひとり寂しく育ったため、素敵な出会いを夢見ていた。やがて13年振りに城の門が開かれた戴冠式の日、隣国の王子ハンスの紳士的な一面に惹かれ、出会ったその日に彼のプロポーズを受け入れる。しかし姉のエルサに結婚を反対され彼女と口論になってしまい、逆上したエルサが思わず人々の前で魔法を暴走させて王国から逃亡したためアレンデールは永遠の冬に閉ざされ、これに怒ったウェーゼルトン公爵に姉のエルサに対する侮辱や難癖を付けられた為、王国を逃亡したエルサを追って彼女を捜す旅に出る。一人称は基本的に「私」だが、「あたし」と言うことがある。

エルサ
主人公。アナの姉。21歳。アレンデール王国の第一王女で、次期王位継承者。優雅で心優しい性格。髪はプラチナブロンド。瞳の色はアクアブルーで、身長172cm。生まれながらに雪や氷を作り出す魔法の力を持っている。その力は成長するにつれて制御することができなくなほど強大になっていく。8歳のある夜、一緒に遊んでいたアナを魔法で誤って傷つけてしまい、それ以来魔法で傷つけないよう誰とも触れ合わず、手袋を着用することで魔法を制御し、自室に閉じこもる。両親が亡くなり、王位継承のため女王となる戴冠式の日に人々の前で隠し通せず魔法を見せてしまい逃亡せざるを得なくなる。その際、期せずして夏の季節であった王国を極寒の冬にも変えてしまう。一人称は「私」。
魔法の能力としては上記が主で、氷の城や橋、雪だるまを瞬時に建造したり、自ら着ているドレスを変化させたりと意識的な使い方や、攻撃や反射的な防御はできるが、手袋を外したまま不使用状態を保つことや使用停止に関してはコントロールできない。
また、自身の喜怒哀楽によって放出する雪や氷の形状が変化する。

クリストフ・ビョルグマン
山男の青年。茶色の瞳に、ブロンドの髪を持つ。大柄で、体格がいい。21歳。氷を売って生計を立てており、山の中でトナカイのスヴェンとともに暮らしている。歌がうまい。山小屋でアナと出会い、彼が会話の中で突然の吹雪が吹いてきた方角を示したおかげで、アナは姉のエルサがどこに潜んでいるか気付き、彼もエルサを捜す旅に同行することになる。幼い頃からスヴェンと採氷をしていたがそれが契機でトロールを目撃し、その存在を知ることになった。一人称は「俺」。

スヴェン
山に住むトナカイ。クリストフの相棒。にんじんが好物。人懐っこく、クリストフやアナには忠実。言葉こそしゃべらないが、幼い頃から一緒にいるクリストフとは意思疎通ができる様子。ただし、アナを城に送り返した際 "戻ろう" と伝えようとした時にクリストフがわかっているのに、わかっていないフリをする場面がある。
ジョン・ラセターの犬フランキーをモデルにしている。

オラフ
夏に憧れる陽気な雪だるま。元はエルサとアナが幼い頃に作ったものでその際はごく普通の雪だるまだったが、エルサが王国から逃亡した際に再び魔法で作られる。主に3つの雪玉から成る身体で、それぞれを意のままに入れ替えることができる。曲げても折れない木の腕と三本の毛、出っ歯が特徴。アナ達が初めて出会った時は鼻が無かったが、アナが持っていたスヴェンの餌用のにんじんを着けてもらって喜んだ。夏に憧れるがゆえに、永遠の冬に終止符を打つのが目的のアナ達を嬉々として氷の城へ案内する。最初はアナの勘違いによりクリストフを「スヴェン」と呼んでいたが、後に「クリストフ」と呼び直した。一人称は「ボク」。

ハンス・ウェスターガード
エルサの戴冠式に招待されたサザンアイルズ王国の王子で、本作のディズニー・ヴィランズ(悪役)である。ヘーゼルグリーンの瞳に、赤みのある栗色の髪。23歳。身長183cm。13人兄弟の末っ子で、王も王妃も上の兄たちに目をかけているので、ハンスは孤独感を持っていた。戴冠式でアナと出会い、アナの孤独感を理解して彼女にプロポーズする。好きな食べ物はアナ同様、サンドイッチ。アナがエルサを捜す旅に出ている間、アレンデール王国のことを任される。一見紳士的に見えるが、本性は残忍で冷酷。内心ではアレンデールを支配するためにエルサだけでなく彼女のあとを追ったアナをも抹殺しようと野心を燃やしていた。最終的にはアナに「心が凍っているのはあなたの方でしょ」と言われ殴り倒され、その後逮捕された。
監督のジェニファー・リーは、ハンス王子の本質について原作の「悪魔の作った鏡」であるとインタビューで語っている。鏡のように周囲の人物の心象を写し出しているのだと。
これまでのディズニー・ヴィランズは、登場した時点で視聴者に悪役とわかったり、物語の途中から徐々に不可解な行動をとる者が多かったが、彼は珍しく終盤まで本性が明らかにされなかったキャラクターである。
本作のスピンオフ短編映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』にも登場。前述の罪により王位継承権を剥奪されたうえ、サザンアイルズの馬小屋で労働させられていた。

ウェーゼルトン公爵
アレンデール王国の隣国で、貿易相手国であるウェーゼルトン国からエルサの戴冠式に招待された公爵で、もうひとりのディズニー・ヴィランズ(悪役)。常に2人のボディガードを引き連れている。ドイツ読みが正しい発音だが、いつもウィーゼルタウン(Weaseltown)と発音されてしまうことをいやがる。頭の大部分がハゲかかっているため、常にかつらを被っている。エルサの代わりにアナに無理矢理社交ダンスの相手をさせたり鶏や猿の真似を得意とするなど一見愛嬌があるが、短気で他人を見下すなど身勝手な性格で、戴冠式に招待され参上するにはある目的があった。王国から脱走したエルサに対し怒りを露わにし彼女を怪物呼ばわりするも、自分の行為を棚に上げてアナをも事件を起こした元凶にし、ハンスが代理に就いてからは傲慢不遜な態度を取るようになる。ハンスがエルサを捜しに旅に出る際に2人のボディガードを託すが、内心では一刻も早く夏を取り戻すためにエルサを暗殺するようボディガードに密かに命じ、ハンスをも出し抜く野心を燃やしている。最終的には自分が被害者であるにもかかわらず、ハンス同様逮捕される。

マシュマロウ
エルサの魔法で作られた氷の怪物(雪男)で、氷の城の門番。怒らせるとつららの形をした牙(きば)と爪とトゲが生えて襲いかかる。マシュマロウという名は劇中ではオラフにしか言及されていない。本編中盤でエルサを追って来たハンス王子によって片足を切られ、崖から落ちてしまう。その後死んだと思われたが生還しており、再び誰もいなくなった氷の城に現れ、エルサが捨てたティアラを密かに被った途端、凶暴な性格から穏やかになり爪とトゲが無くなるシーンがエンドロール後のオマケのシーンで描かれている。
基本的に唸り声や咆哮を上げるのみだが、普通に話せる。
スピンオフ短編映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』にも登場。氷の城で留守番兼管理人を務めていた。

オーケン
サウナ付き山小屋の主人。5人の家族がいる。夏の真っただ中から突然極寒の冬になったので、店内の夏物を半額セールにしている。従って冬物の品揃えが実に悪い。何かにつけ自分が発明した日焼け止めオイルをアピールする。普段は温和で優しいが、クリストフに「悪党」呼ばわりされた際には彼を店から力づくで放り出した。
スピンオフ短編映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』にも登場。アレンデールで出張サウナ店を営業しており、エルサに自家製の風邪薬をアピールしていた。

トロールたち
石のような姿をした不思議な生き物。クリストフの友達であり、家族のような存在。長であるパビーはかつてエルサの魔法で傷付いたアナを治した。トロールの1人であるバルダは陽気で、幼い頃のクリストフが最初に出会ったトロール。人間でいう男性にあたるトロールたちは緑か青のクリスタル製ネックレス、女性にあたるトロール達はピンクか赤、長のパビーのみ黄色のネックレスをかけている。
彼らがアナの回復に必要とする「真実の愛」の力は、エルサの魔法を制御に必要な力と共通する。

シトロン
ハンスの愛馬で種類はフィヨルド馬。ハンスとアナが最初に出会った際にハンスと一緒にいた。アナから彼女自身がアレンデール王国の王女と聞いて、ハンスと一緒におじぎする礼儀を持ち合わせている。後にハンスと一緒にエルサを捜す旅に出かける。

カイとゲルダ
アナとエルサの召使い。アナとエルサが幼い頃からアレンデール王国に仕えていた。原作とされるアンデルセンの「雪の女王」の主人公たちの名がつけられている。

アグナル
アレンデール国王で、エルサとアナの父。心優しく民衆皆から愛されていた。アナが不慮の事故に見舞われた際、城の蔵書からトロールたちの住む谷を見つけ出し、妻と娘たちを連れて馬を走らせた。エルサを魔法の恐怖から救おうと試行錯誤していた矢先、外交のため船出した途中で船が嵐に襲われ沈没、妻とともにこの世を去ってしまう。

キャスト(声の出演)

アナ: クリステン・ベル(神田沙也加) 
雪の女王/エルサ: イディナ・メンゼル(松たか子) 
クリストフ: ジョナサン・グロフ(原慎一郎) 
オラフ: ジョシュ・ギャッド(ピエール瀧) 
ハンス: サンティノ・フォンタナ(津田英佑) 
ウェーゼルトン公爵: アラン・テュディック(多田野曜平) 
パビー: キーラン・ハインズ(安崎求)

スタッフ

【脚本】
ジェニファー・リー 
【監督】
クリス・バック 
ジェニファー・リー 
【製作】
ピーター・デル・ヴェッチョ 
【製作総指揮】
ジョン・ラセター 
【歌曲】
ロバート・ロペス 
クリステン・アンダーソン=ロペス 
【音楽】
クリストフ・ベック

公開・2014年3月14日
上映時間・102分
制作国・アメリカ