2025年4月12日:恐怖...カサゴ男 | たっくう投げ釣りと日々

たっくう投げ釣りと日々

大好きな投げ釣りと、日々の忘備録です。
最近物忘れが激しいのであります。

のっけから雑な始まり方で恐縮です

(・ω・)ノ

 

この週末、当初は愛媛県オレンジへの単独釣行を予定していたんです。簡単なテントも購入して、昼も夜もガッツリ釣ったるでーと気合は十分でした。

しかし、こうしてしっかり事前準備を重ねた時ほど上手くいかない星の下に生まれたのか、週末の西予地方は海上強風ダッシュの警報が出るほど荒れ模様の予報でありまして、まったく俺の有給休暇を返せってんだよ。ちがうか(´_ゝ`)。

 

お天気を調べる限り週末に雨風をしのげるのは北陸方面くらいのもの。だったら瀬戸内では僕の実力だとほぼ釣ることができなくなってしまったカレイを狙ってみようかと気持ちを切り替えました。

 

最近の僕はあまりにもこの魚を釣ることができないため、”カレイを狙う”と口にすることすら恥ずかしさで悶絶してしまうという、重度のドM投げ釣り師と化しているのでございます。

 

目標をカレイに切り替え、MAPを頼りに北陸の釣り場をチェックしていたある日、カレイ課長さんから釣りのお誘いLINEがビックリマーク。。。トントン拍子に話はまとまり、週末の釣りは富山県へ向かうことになったんですチョキ

 

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金曜AM、二人を乗せた軽自動車が北陸道を東へ向かいます。現地着はお昼どきをややまわった時間になりそうですが、ひとまず目的地は郷土料理の「タラ汁」が食べられるお店に設定します。B級グルメマスターのカレイ課長さんも今回がタラ汁初体験だそうで、これは楽しみですね。

 

新潟県との県境に近いR8号は「タラ汁街道」と呼ばれているそうで、現地ではあちらこちらにタラ汁のカンバンを見ることができました。そんななか、我々がお世話になったのはこちら、「ドライブイン金森」さん。めっちゃシブいですね。

 

店内はまるで黒板五郎と中畑和夫がコップ酒を飲んでいそうな佇まいです。注文したのはもちろんタラ汁ごはん1,000円。安いなぁ。。大阪万博じゃ餃子三つで2,300円だってのにさ。

 

しばらくすると二人分のタラ汁が鍋ごと運ばれてきました。うおーwwwこりゃウマそうだwww

 

豪快にタラのブツ切りが投入されております。お味は想像していたよりアッサリですが、甘めの味噌に出汁が利いて素朴だけど深い、そんな旨さですねキラキラ。街道のお店はそれぞれ特徴があるみたいなので、また違うお店にもいってみたいです。

 

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満腹になったところで釣り場に向かいます。この辺りにめっぽう詳しいニャンジーさんに教えてもらった場所ですよ。今日は夜釣りをメインとして、マダイなんか釣れたら。。なんて目論んでいるのですがはたして。

 

-さあ釣りましょう-

 

仕掛けを投入すると想像していたよりも浅いですね。でも雰囲気は抜群ですよ。

釣り始めてすぐにカレイ課長さんが25センチ程のアイナメを釣り上げました。俄然期待値が高まるじゃありませんか(^-^)。

 

対する僕の方は何の音沙汰もありません。頑張れば何とか届きそうな距離にクッキリと潮目ができていて、それをめがけて力いっぱい投げると毎投のように頭の上からアオイソメが降ってきます。仕掛けが着水した頃には素針になっているかもしれませんもやもや。オートエサ取りだねにっこり

 

竿先ライトが必要になってきた時間、ようやく僕にも魚が釣れました。そこそこサイズのカサゴ(ガシラ)です。

”釣れたよ~”と魚を見せに行ったところ、課長もちょうどカサゴを釣ったところでした。

 

この調子で大物よこい!と投げ返すと即アタリが出て、またカサゴが釣れてきます。

 

隣の竿にもカサゴです。ユムシを丸呑みしとりますな。おまえなぁ一匹幾らすると思ってんだよ汗

 

またまたカサゴ。。。投入すると即アタリするのでめっちゃ忙しいですあせる

 

明るいうちの、あの静かな海はいったいなんだったんでしょうか?釣りって、海って実に不思議ですよね。

 

このままカサゴの入れ食いビックリマークってのも本意ではないので、方向を変えたり投点を変えたりと色々やってはみるのですが、距離の遠近はダメですね。なんぼでもカサゴが食ってきます。

方向も左手はまったく効果なし、右手に投げるとカサゴが居ないようですが今度はなんのアタリもありません。

だけどアタリがないとゆっくり休憩できるメリットもあるのです。魚が釣れなくてホッとしている釣り人もいかがなものかと思いますけどね。

 

7~8匹釣ったところで数えるのもやめてしまいました。20時を廻ったころにはこの猛攻もやや穏やかになってきましたが、ひたすらカサゴしか釣れてきません。アイナメとか、もっと違う種類の魚が混ざれば”次は何だろ~www”って楽しみもあるんですけどね(^_^;)

 

この気持ちって投げ釣り特有?いや、僕だけなんでしょうか?

キスの引き釣りをする方はキスの数や総重量を釣果の目安にするわけで、”あぁ~またキスかよ~もう飽きちゃったよ~”なんてことを言ってる人は聞いたことがありません。筏のチヌもそうですし、船からの青物とか、同じ魚をたくさん釣る。。。という釣りは僕にはちょっと無理みたいですね。

 

カレイ課長さんも、釣果を気にして連絡してきたニャンジーさんに”ガシラ地獄(笑)”と伝えてました。とにかく魚が濃いのは確実なので、違う季節にまた来てみたいですね、”アコウ地獄”とかになったりして音譜

 

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翌朝、富山の空は引き続きドヨーンくもりとしております。昨夜は22時頃荷物を片付けてホテルに入りました。朝は比較的ゆっくりで、今日は人気釣り場でカレイを狙う算段ですが暗い内から場所取り。。。はしません。先客がいらっしゃったらその時はその時ってことでございます。

 

っちゅうわけで目当ての波止に着いた二人ですが、驚いたことに先端でチヌを狙っている一人以外だーれも居ません。一抹の不安を感じながらも、とにかく実績場ですからね。

 

四本のスピンを並べて準備は万端ですが、”一抹の不安”はこういう時だけ的中するもので、海からはなんのシグナルもありません。潮は比較的強く左へ流れており、いまにも竿先がコックリとお辞儀しそうな雰囲気がムンムンムラムラですが、まるで真冬の瀬戸内で釣ってるような虚無の投げ釣り感が漂ってきました。フグやヒトデ、ウミケムシも。。。なにも釣れてきません。

 

エサもそのままの姿で帰ってきます。正直付け替えるのを躊躇するくらいそのまんまですが、しっかり新鮮なモノと交換して打ち返します。しばらくしてキス狙いの地元キャスターが来られたのでお話を伺ったところ、去年正月の能登地震以降カレイはまったくダメだそうです。引き釣りの外道で食ってくるカレイも今年はゼロだって(@_@。

 

今日はキスもダメだね。。。といって富山キャスターさん、帰っていかれました。どうりで波止に誰も居ないはずだよ。

 

地元の方にこう言われてしまうとテンションはダダ下がりですね(^_^;)。。でもその時は前触れもなくやってきたんです。

 

竿先をボケーっと眺めていると、スーッと道糸がフケていくのです。!!!

これってアタリだよね。。。間違いないよね。。合わせて何も乗ってなかったら恥ずかしいからもう少し待つ???、いやこれ少なくとも糸フケとらないとテトラに道糸が引っ掛かっちゃうし。。。

などとウジウジした考えが一瞬アタマをよぎったのち、ゆっくり竿を立てました。

 

キラキラあぁ~この感触キラキラ何もかも皆懐かしい。。。by沖田艦長

 

カレイ課長さんが当日の写真から生成AIで作ってくれたイラスト。波平感強めです(・ω・)ノ

 

釣れたマコガレイは37センチありました。いや~カレイ釣ったのは実に二年振りです。まったく投げ釣り師を名乗るもおこがましいのでございますよ。

 

<立山が美しいです>

 

さあ地合いだ~と打ち返しのペースを(一時)上げますが、結局その後は元の海に戻ってしまいました。でもカレイがまったく居ないわけではないようです。

 

こちらは数時間後にカレイ課長さんが釣ったマコガレイ。この場所はとにかくエサ取りが多くて、釣れるカレイも手のひらサイズから大きくても30センチそこそこの数釣り場。。という印象はまるで消えてしまい、数は少ないけど釣れたら良型。。なんて感じに変貌してしまいました。とは言えやっぱりカレイが多い地域です。二人とも何とかカレイボーズは

免れました。

 

前にここへ来たときは30~35センチを3枚釣るに留まり、家族分に足りないと不満タラタラで帰ったというのに、今日は一枚でホッとして帰るという、、、釣りとは摩訶不思議な、極めて数値化困難な感情先行型の趣味だっちゅーことですね。

 

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話しは変わって、今回の動画はスージー&ザ・バンシーズです。僕が高校生の頃は仲間内にスージー・スーのメイクを真似た女の子なんかも居ましたが、日本での一般的な人気はそれほどでもありませんでした。でも結局バンシーズも20年を超えるご長寿バンドになったわけで、若い頃はメイクがきつすぎて素顔がよくわからなかったスージーも、後年実は結構な美人さんだったことがわかるという、しかしこういうコメントもアッチ系のひとからするとセクハラなのかなぁ