さて、軽快な昭和のメロディーに乗ってやって参りました、富山でカレイ釣りでございます。今年1月にカレイ課長さんを通じてお知り合いになった投げ釣りバカヤローのナイスガイ、ニャンジーさんが”カレイを釣らせてあげる”と太鼓判を押すポイントに案内してくれました。
この日を健やかに迎えるため、僕はこれまで、あえてカレイ断ちをして晴天を祈念していたわけなんですね。もちろん冗談ですが。
北陸へ向かういつものパターンで、深夜に滋賀のカレイ課長さんちを出発して北へ向かいます。約300キロのドライブですが、投げ釣り談議に花を咲かせていると時間を感じませんよ(^^)v。
このところ単独釣行の道中はYoutubeでニュースチャンネルなんか聞いていることが多く、こうしていると退屈しませんよ。
地上波じゃ言えないような話も聞けますし、なによりテレビ局の下らない政治宣伝も聞かずにすみます。
かように良いことずくめのような動画サイトですが、不思議なことに釣れない時間の海でこれをやると、ウットウシイことこの上ないのです。
人それぞれでしょうけど僕の場合、海にいる時は音楽も聴きたくありません。波や風の音、鳥の鳴き声に比べればすべからず雑音に成り下がってしまいますね。
釣り場に着いたのはまだ周囲が真っ暗な時間でしたが、いつものように準備にもたついていると、空が白み始めてきたした。富山県で初の釣り、第一投です。
さぁ釣りましょう
気分は最高です。まるで絵画を背景に釣っているような錯覚におちいりますね。
隣ではカレイ課長さんが”釣れましたよ~”とさっそく良型マコを抜き上げています。さすがですね!
カレイ課長さんは僕と同様クラブ無所属の投げ釣り愛好家ですが、いつまでたってもシロートに毛の生えたような僕と違って、釣りに対する探究心がすごいんです。これ、お世辞じゃなくてホントですよ。無所属が故なのか、ちょっと他では見たことないような独自の進化を遂げた投げ釣りをみることができます。楽しいですよ~
周囲が暗いうちはアイナメでも釣れないかな?と短い仕掛けで近投していた竿をあわててカレイ用に変更します。こんなことやってるからダメなんだよね(´・ω・)
それでもコンコンと竿先を抑えるようなアタリが僕にも出ました。
竿を立てるとズシッとした重量感が伝わってきます。
”あ~懐かしの”
実はこの巻き取り途中、フッと軽くなったんですね。一瞬すっぽ抜けたのかと思いましたが、30cm弱のカレイがついていたので、もしかするともう一枚ついていたのかもしれません。そういう事にしておきましょうww
いや~去年能登で釣ったのはイシガレイだったので、マコガレイを釣ったのはなんと二年ぶりです。投げ釣りしかやらない釣り人なのに、こんなことで大丈夫なんでしょうか。いくら何でもこれはひどい。
*********
それでも久しぶりのカレイに喜んでいると、釣り場にニャンジーさんが到着しました。ニャンジーさんもクラブには無所属ですが、この人は真正の投げ釣り馬鹿です。いや、陽性といってもいいかもしれません。濃厚接触するとアナザーな何処かに連れ去られる可能性も否めませんが、とにかく北陸方面にはめっぽう詳しい人です
挨拶もそこそこに手早く用意を済ませたかと思うと、僕がエサを付け替えている間にもうカレイを釣ってます。どうなってんだよ
眼前には富山湾、振り返ると立山連峰。。。日本に生まれた幸運を噛みしめます。
調子よくカレイを釣っていくお二人からは釣り座にして10mtr程度しか離れていない僕ですが、朝のカレイ以外は何も釣れてきません。わかっちゃいるけどヘタですね~(^_^;)。。。面白いのはカレイ課長さんたちの釣り座では、エサはほとんどそのまま、アタリがあるとカレイ、という感じなのに対し、僕の釣り座は素針も多くてエサがどんどん減っていきます。投げ釣りあるあるですが、それにしても不思議なもんですね。
ここで釣れてくるカレイは殆どがマコガレイだそうです。地元の方も「ここは数の釣り場であまり大きいのは聞かない」と言ってました。だったら家族分、あと二~三枚釣って帰りたいもんです。マコちゃん、どこかへ行っちゃったんでしょうか?
(僕にしては)相当頑張って打ち返しますが、仕掛けが落ち着くと小さなアタリがあって、しばらくするとエサがない、という状況が続きます。
かなり途中は端折りますが、なんだかんだで時間は夕方です。僕はこれまで朝の一匹しかカレイを釣ってません。というか波止に居る釣り人は、カレイ課長さんとニャンジーさん以外、誰も何も釣ってませんね。
先端に陣取るフカセさんがボラを掛けたくらいです(^_^;)
陽も傾こうかという頃、なんと僕の竿に今や天然記念物級のアタリが出たんですよ。
竿先がかすかに抑え込まれたあとに、スーッと糸フケが出たんですね。ちょっと感動しました(^_^)v
<マコガレイ31cm>
写真を撮ろうとしたとき、昔師匠から「カレイは白い方を表にして写真を撮るもんだ」と教えられたのを思い出しました。でも理由を訊くのを忘れてましたね。教えてもらったけど忘れてしまったのかもしれません。
続いてさらにハッキリしたアタリで同型を追加。結局僕の初富山釣行はカレイ三枚という結果に終わりました。お二人の名人は軽く僕の三倍は釣ってますよ
関西に比べて魚影が濃いのは間違いないですよね。僕にだって釣れましたから(笑)あとはウデ次第ってことで
お持ち帰りしたカレイ。カレイ課長さんの釣果を分けてもらったので、二倍に増えております
ニャンジーさんにいただいた昆布〆用のこんぶ。〆る魚にもよるでしょうか、カレイに関しては1昼夜で十分です。これは旨いです。
左が昆布〆にして一日経った状態です。色もしっかり付いてますね。
ちなみにこの昆布締め、温かご飯に乗せて食べると至福ですよ。
手前は煮付け。マコガレイは煮付界の王です。圧倒的じゃないかねぇマコ