(前回からの続き)
次の朝、5時過ぎに釣り場へ行くと、昨夜僕より後に納竿したはずのカレイ課長さんがもう竿を振っています。この辺が違うとこなんですよね。僕なんか昨日ホテルの部屋に入ってからも飲んじゃいましたからね
投げ釣りが上手になりたい!なんて言う前にもう少しひたむきになりなさいよってことですよ。わかっちゃいるんだけどなぁ。。。
朝マズメはそれ程大きなドラマもなく過ぎていきました。itoさんが釣り場にやってきたのは8時過ぎで、昨夜は2時ごろまで釣ってたそうです。来る道中、”夜は10投したらヌタウナギが15匹釣れてくる”なんて言ってましたが、意外とマシだったみたい(^_^;)。
昨日良型アマダイを釣り上げて余裕のカレイ課長さん。Tシャツもカレイです。オシャレですね~。。
相変わらずチダイや小型のイトヨリは釣れてきますが、どかーんと一発ってのは来ないですね。
護岸から海を覗くと大きなクラゲが漂っています。クラゲにはあまり詳しくないけれど、何だか幻想的で暫し魅入ってしまいました

☆ところで☆
今回の「おき得乗船券」、帰りのフェリー代が無料になる条件は島での「宿泊」と、何らかのアクティビティー体験です。僕らはそれぞれ自転車を借りました。これがあるとちょっとした買い物へ行くのがすごく楽です。
この自転車で西郷の町並みを見学しながらクーラーボックス用の氷や飲み物を買いに出かけましたよ。

昨日泊まった隠岐ビューポートホテル。釣り餌の部屋への持ち込みは禁止だそうです。「釣り餌」というのはアミエビやオキアミのことを指している模様。納得。
ホテルの裏手に神社がありました。なんと出雲大社の分院だそうです。アマダイ釣らせてくださいって頼んでみたけど10円ぽっちの賽銭じゃあね


数日前に島で初めてコロナ感染者が出たと聞きました。これはとある焼肉屋さんの入り口に貼ってあった休業のお知らせ。このお店の料理は美味しいと思います。たぶん、何となく(^_^)v





さて、釣り場には戻ったものの、状況に変化なし。。。昨日から何だかんだ釣ってますからね。クーラーボックスの中には既に結構な数の魚が入っています。正直これ以上釣ってもなぁ~なんて気持ちが半分、アマダイが釣れるかもしれないんだから最後の最後まで諦めちゃダメだ!!って気持ちが半分です( ̄ー ̄)
途中、豆アジを泳がせていたitoさんに強烈なアタリがあり、暫しファイトするドラマがあったのですが、魚が手前に突っ込んだことで釣り座の支柱に擦れたリーダーが切れてしまいました。itoさんによると大型の青物だったみたいです。地元の兄さんがカンパチ狙ってジグを投げ倒していたので、それかもしれません。これには流石のitoさんも凹んでましたね(^_^;)。。わかります。
そんな感じで2時間ほど釣り続けた後、ちょうどお腹も空いてきたのでちょっと早めの昼食を摂りに3人で「お食事処 味乃蔵」さんへ行くことにしました。

10割そばらしい少し引っ掛かりのあるのど越しと、島のソバらしい魚と醤油の出汁。これ、美味しいですよ。それと意外だったのが定食のご飯。白ご飯の上に半乾きのワカメが乗ってるだけなんですが、これが大変美味でございました。コメ好きにはたまんないです。
食事のあと再び釣り座に戻ったものの、既に気力はプッツリです。口では”あと一時間、打ち返しや!!”なんて威勢のいいことを言ってますが、右手に赤サーフ、左手に砂ズリを握ったまま身体が動きません。itoさんに”もう仕舞おうと思うとるやろ?”と指摘されましたが図星ですな
v(・ω・)v
ノロノロとキャリーカートを引っ張ってフェリー乗り場まで戻ってきました。この時期の日中の釣りは久しぶりで、さすがに堪えましたね(^_^;)
自宅に着いたのはその日の23時近い時間で、さすがに風呂だけ入って倒れるように寝てしまいました。釣果の写真は翌日の午前中撮ったものです。
<イトヨリは30センチ~40センチが5匹>
<チダイは35センチ前後が4匹>
<レンコダイが3匹、マダイがひとつ>
魚は刺身を中心に、湯引きや漬け丼にして美味しくいただきました。いつもは素っ気ないコメントが多い娘たちも、イトヨリの湯引きには見た目の美しさも相まって、その味わいに目を丸くしていましたね。
残念なことに感染者が出てしまったことで、件の観光キャンペーンが今後も続くのかどうか僕にはわかりません。現地へ向かう前は正直冷ややかな雰囲気も覚悟していたんですよ。
でもお話させていただいた島の方たちは、よそ者の僕たちを自然に受け入れてくれて、おっさん共は楽しい夏休みを過ごさせていただきました。島の皆さん、本当にありがとうございました。
#YELL! OKI
がんばれ隠岐!また来ます
