遠くの方でスマホのアラームが鳴っています。
「あぁ。。もう少し寝かせて」
手探りでスマホを探しますが、うまくみつからず、その間もアラームは鳴り続けています。
あーもうヽ(`Д´)ノウルサイ!。。。。あ
ハッとして目が覚めました。
釣りに来てたんだオレ。。。
紀東で何とかカワハギが釣りたくて、mapとにらめっこを重ね、ここと決めた釣り場へやってきました。
深夜から三時間ほど眠ったので体調も問題ありません。
クルマから降りて、海へ向かいます。
さぁ釣りましょう
初めての場所なので、ひとまず1本用意し、軽く投げてみたところ、
浅!。。。。(T_T)
ひとまず投げ釣りは出来そうなので、今度はエサを付けて投げ入れてみます。
「ガツッ、ガツッ」
。。。この品のないアタリは。。。
あぁ。。。
めげずに投げ返すと
ヒィ!。。。
いくら何でも浅すぎます。
あまりの見当外れっぷりに唖然としているなかでも、(おそらく)イカ釣りであろう他府県ナンバーのクルマが続々とやってきます。
今動かないと釣る場所がなくなってしまう( ̄▽ ̄)
二本目を出すのはやめにしてクルマへ戻り、第二ポイントへ向かいますが、なんということでしょうか。
ここは年末の岸和田一文字かー
すごい人出ですね(@_@)!殆どがイカ釣り。
このひなびた漁村に多くのワンボックスカーやSUV(みんなピカピカにキレイ)が路上駐車する光景は何ともシュールです。
第二ポイントは既に海釣り公園状態なので、少し離れた場所で竿を出すことに決めました。
一本目を投げ入れたとたん、、、
(´;ω;`)ウゥゥ
でも、型が良いのでキープします。
瀬戸内のキューセンにはかないませんが、イソベラも結構美味しいと思いますよ。
このころ、南紀へ行ってるHirocchiさんから、いきなりダブル!とLINEが入ります。写真をみると見事なカワハギ。。。。
あーついて行きゃよかった(@_@。
負けじとこっちもダブル
。。キタマクラの。
このキタマクラ、デカいです!だからなんやねんってなもんですが、
針を外していると、もう一本の竿尻が浮き上がり、コトンと音を立てて元に戻りました。
リールを巻き始めるとなかなかの手ごたえです。
でも時々フッと軽くなったかと思うと、またグイグイきます。一体その正体は??
イトフエフキですた(;´・ω・)
予想を大きく裏切る展開で、脱力感が半端ないですね。
でも美味しいのでこいつもキープ。
時間はまだ8時を回ったところですが、このまま釣っていても確実にカワハギは釣れません。何時間もmapを見ながら決めてきたプランですが、なーんの役にも立ちませんでした。我ながら呆れますね。
思案しているなかでも続々と他府県ナンバーのピカピカ釣りカーがやってきます。天井に鳥のフンをくっつけたままの小汚い岡山ナンバーの軽自動車は僕だけですが、それにしても次、どこ行こう。。。。
ここに来ました。
結論から申し上げますと、僕の存在にまったく気づかないプレジャーボートに道糸を引っ掛けられただけで終了です。
まーそれにしても周辺は酷いことになってますね。
”ジェットスキー発着禁止”の立て看板をまったく無視して遊ぶ人々。
網干場にテントを張ってバーベキューしてるファミリー。
不思議でならないのは彼らが実に楽しそうなことですね。
だんだん気持ちが悪くなってきたので、その場を退散することにします。
少し飲み物を補充し、このあたり独特のお寿司を買ってお昼ご飯にします。高知でも似たような押し寿司がありますが、あちらはもっと酢がきつくて、僕は高知の方が好きですかね。サバやサンマを使ったものが一般的ですが、高知にはシイラをゆず酢で締めて白ごまを振り、押し寿司にしたものがあります。完全にB級なんですが大好きです。
<こういうのに目がありません>
カワハギはすっかり諦めて、夜釣りの場所取りに頭を切り替えることにしました。
時間はまだ13時を回ったところですが、周辺の惨状をみていると、早いに越したことはありませんね。
目的地に着いて一服していると、またまた釣りカーが続々とやって来て、たちまち護岸が埋まっていきます。
慌てて場所を確保しましたが、今後長期連休に釣行する際、僕みたいにボンヤリした人間はしっかり場所を選ばないといけませんね。
さて、第二ラウンドに入る時間までのんびり過ごし、日差しが落ち着いてきた16時頃から釣りを再開しました。
正面に二本、右斜めに二本、合計四本でスタートです。
エサを交換するために右手に投げ入れていた仕掛けを回収し、竿を三脚に置いたその時、隣のスカイサーフが吹っ飛びました。
(;゚Д゚)うわっ!と思わず声を出して飛びつき、大きく竿を立てたその時です。
ポン
スカイサーフ骨折なり
カーボンロッドが折れる時って、ポン!って音がしますよね。
僕は何故か2番を折ることが多くて、今回も2番でした。肝心のアタリですが、道糸を引っ張ってもビクともしません。竿が使えないので、タオルを手に巻き、道糸を掴んで体重をかけると、ブッという感触でリーダーが切れました。今日、最初で最後のアタリかもしれないのに、一体なんてこった(´;ω;`)ウゥゥ
夕マズメの一時、さぁこれからという時のトラブルです。しばし放心状態でクーラーボックスに座っていると、正面に投げたスピンの穂先が二度お辞儀した、ような。なんだかアタリを見たような、気のせいのような、、こんな時ってありません?
よっこらしょ、と立ち上がって竿を立てると、頭を振る引きが伝わってきます。
<マダイ32センチ>
養殖の脱走ものですが。ようやくマトモなお魚が釣れてくれました。
長かったね、ここまで。
折れたスカイの事は一旦置いといて、気合を入れなおして打ち返すと、続いてガガッというアタリで良型ガシラが釣れてきました。
ただ本日は17時が満潮で、そこから日付が替わる頃まで下げ、というあまり良い潮廻りではありません。このまま朝までやるなら干潮からの満ち返しに期待ですが、22時頃には納竿予定です。
暗くなってからは案の定で、かなり渋い状況になってきましたね。
<こんなんばっか>
竿数が減ったのでエサも残ってましたが、今度はボート釣りの人たちがすぐ横で煌々と明かりを灯しながらバーベキューを始めたので、もう釣る気はすっかり失せてしまいました。予定時間で納竿です。
繰り返しになりますが、長期連休は行く場所をよく考えないとひどいことになる、ということでございます。
<今回のお持ち帰り>