渋谷のシネマライズ他で上映中の映画
「その男ヴァン・ダム」を観てきました
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僕が20代前半くらいまでは
ジャン=クロード・ヴァンダムといえば
知らない人がいないほどのアクションスターでしたが
この映画を観るにあたって20代の知人とかに聞いたら
名前すら知らない人も多くて驚きました
そう言われてみれば
確かに最近あまり見かけませんでしたね・・・
本人はその“落ち目感”を誰よりも気にしていたらしく
しかもそれをしたたかに利用しようと製作したのがこの映画です
良い仕事に恵まれず
老いでかつてほどキレのあるアクションも出来ず
私生活では離婚や親権問題に揺れ
その弁護士費用にすら困窮する日々
そんなある日、不運にも郵便局の強盗事件に巻き込まれ・・・
といったストーリーです
落ちぶれたヴァン・ダムをヴァン・ダム自身が演じるセルフパロディで
ヴァン・ダムの実生活を露にしながら
(どん底感は大袈裟な演出だと思いますが)
物語が進行していきます
爆笑するまではいきませんが
コンセプトが面白いし
一時代を築いたハリウッドスターが
ここまで自虐的な映画を製作することに
(エグゼクティブプロデューサーもヴァン・ダム自身)
映画愛を感じます
変なプライドよりも
お客さんに楽しんでもらえる映画を撮りたいって事なんでしょう
僕はヴァン・ダムの作品はあまり観たことがないので知りませんでしたが
ヴァン・ダムは俳優だけじゃなく脚本も監督もやるんですね
ハリウッドスターってそういう人多いですね
一部で筋肉だけの役者と思われてるスタローンも
ロッキーとか本人の脚本ですし
ジャッキーチェンとかサモハンキンポーみたいに香港スターも
監督も脚本も出来る人が多いですね
日本もたまに俳優で脚本や監督やる人いますが
話題先行というか
本業の監督や脚本家のレベルに達してる人は少ない気がします
詳しくないので憶測ですが
ハリウッドや香港で活躍してる俳優は
日本と比べて映画学科や映画学校で
基礎をしっかり学んでる人が多いからでしょうか
監督や脚本もやる俳優の方が上なんて単純な思いはありませんが
監督業や脚本など映画全般について学んでる役者さんが増えた方が
(実際に監督や脚本をやるやらないは別として)
日本映画の質が上がるような気がします
ま、しょせん映画をよく知らない素人のタワ言ですが(^^;)