10/9(日)、山形文翔館議場ホールにて庄司紗千さんの「3年分のハグをしよう」発売記念ライブを山形県まで観に行ってきました。

 

 

庄司さんのライブを拝見した最初は庄司さんが関東を活動拠点にしていた頃の2017年5月の上野の森キリスト教会でのライブ。別のアーティストのライブで対バンとして出演をしておりました。ベーゼンドルファーのピアノを軽やかに弾き歌っていた記憶があります。あの当時はご挨拶できず燻っておりましたが、翌年の下北沢SEED SHIPで初めて庄司さんにちゃんとお会いし⇒中目黒FJ'sの2マン⇒今はなき恵比寿天窓Switchと続き、直近ではGRAPES北参道の「海をこえて」レコ発ワンマン。これが2018年10月でした。

 

 

その後 自分も行く機会を逃してしまい、庄司さんも地元山形に活動拠点を移したため、相当な久しぶりのリアルライブのチャンスでした。庄司さんは地元山形のイベントやコンサートなど活動は活発で、今回の新譜「3年分のハグをしよう」も2022/1月にリリースでしたが、満を持してのリリース記念ワンマンということになります。インスタでチェックはしていたので準備万端です。

 

 

山形は初訪問。季節は秋真っただ中でさぞかし気持ちよい陽気、と思いきや、予想外の暑さや寒さの繰り返しで一時はどうなるかと思いましたがここにきてようやく秋らしくなりました。

 

 

 

 

前線の影響で着くまでは大雨、現地は小雨がぱらついていましたが、なんとか無事にたどり着きました。山形駅から徒歩20余分。目の前に荘厳な建造物!

 

 

山形文翔館は、旧山形県庁舎で、大正5年に落成、昭和50年に新庁舎が出来るまで使われた歴史ある建物。国の重要文化財にも指定されています。中に入るとタイムスリップしたような、外部とは異なった時間が流れている感じに引き寄せられます。

 

 

庄司さんのワンマン会場はとなりの議場ホール。そこも旧県議会議事堂として使われた同じような風格のある建物です。来訪いきなり山形の歴史に詳しくなったような気分。

 

 

この議場ホール、中は大きな教会のような広間と奥行きのあるステージ、ドーム状の屋根、真正面に大きな掛け時計。洋風構造物と天窓。どれをとってももの凄い場所です。ホームページによると、当初から公会堂としての性格も併せ持って計画されたため、議場の議員席も固定席ではなく、講演会や演奏会等さまざまな催しに使われていた、とあります。

 

 

その議場ホールの本来のステージから前にせり出すように別ステージが設営され、バンドは客席に近い位置での演奏となります。本来のステージはかなり奥まっているのでこのほうが演者・お客さん両者の距離が近くてずっといいです。ステージは左からKey・Gt、真ん中にBa.右にDr.と並び、ステージの前に庄司さんの鍵盤が置かれます。既に会場は超満員、庄司さんの人気を裏付けます。

 

<演奏>

Vo.Pf.庄司紗千 Ba.根岸和寿(バンマス) Eg.Ag.太田光弘 Key.Syn.久保田響 Dr.吉川弾

<スペシャルゲスト>

HULA  田中恵

<スタッフ>

音響 ハンダギケンレコーディングチームの皆さん

照明 須貝孝

協力 ジョイランチ山形 他

 

<セットリスト> ※演奏中は関係者以外撮影禁止

(第1部)

1.3年分のハグをしよう

2.美味しいもの食べよう

3.旅立ちの歌

4.うめうらら

5.ぜんぶ

6.いつも言えないまま

7.フシギなキズナ

 

(第2部)

8.小さな鼓動

9.私のプリン食べたでしょ

10.おふろ月夜(with HULA)

11.海の声(Cover with HULA)

12.エターナルサンシャイン

13.君と歩きたいな

14.新しいわたし

 

(アンコール)

15.童神(Cover with HULA)

16.POWER!

 

 

やはり新譜の発売記念ライブだけあり、ほぼ全部新譜からの選曲でした。なにしろ自分は4年ぶりのリアルライブ観戦だしYoutubeでの映像で「おふろ月夜」のMVは観ていましたが、以前の音源からは「フシギなキズナ」だけでした。それだけのこのライブに賭ける思いは高かっただろうし、少なくとも自分にとってはほぼ新曲ぞろいであるにもかかわらず、庄司さんらしい温かで包み込むような歌声と確かな運指の鍵盤は今まで観てきたままの庄司さんでした。メンバーの演奏は時には穏やかに、時にはアグレッシブに。結構アップテンポな曲が多くて会場も盛り上がりました。MCではお客さんに対し ”芋煮会や稲刈りのシーズンですがお越しいただき。。。” と当地ならではの話題が自分的には感慨深いものがありました。「うめうらら」では庄司さんスタンドマイク、根岸さん三線を演奏。「いつも言えないまま」はユニット時代の曲を再編集してアルバムに乗せた切ない曲。

 

庄司さんブログより

 

第2部では庄司さん白から真っ赤なドレスに衣装を変え歌います。「私のプリン食べたでしょ」ではメンバーの皆さんから色んな種類のプリンを頂いたりして笑いを誘いました。曲はラテンのリズムに乗りメンバーから "paya-paya" とコーラスを受け楽しく奏でる音楽です。「おふろ月夜」はYoutubeで温泉につかりながらの動画が見られます。

 

 

一緒に出演したフラの田中恵さん(Makana Hula Ori Tahiti)がステージに出演、優雅なダンスを披露しながらの根岸さんのウクレレで庄司さんが歌います。Dr.の吉川さんはBa.を担当。技が多彩です。実は田中恵さんは第7回国民美魔女コンテストグランプリを獲得した美の持ち主。フラダンスは上半身しか見えなかったけど指先の流れとかとてもしなやかで素晴らしかったです。MCでは『百目鬼温泉(どめき)』が身体によい、という話に花が咲き、行ってみたいと思いました。成分が強くて3分で湯あたりするらしいです。「海の声」は誰もが知る優雅な曲。これはフラがよく似合います。

終盤では「君と歩きたいな」はPOPで弾むような曲。サビでドラスティックに曲調が変わったり、各メンバーのソロも凄かったです。そしていよいよ最後の曲「新しいわたし」これもラテンのリズムで楽しい曲です。

 

 

アンコールはもう1度田中さんのフラと一緒に「童神(わらびがみ)」からグワーッと盛り上がった「POWER!」の2曲。”みんなのすべてをパワーに変えて”。最後の最後、メンバーの演奏で10/19庄司さんの誕生日の前祝いでHappy Birthdayを演奏。誕生日おめでとうございます!

 

庄司さんブログより

 

終演後の物販では当然新譜「3年分のハグをしよう」を購入。自分は+1年で4年ぶりにお会いできた庄司さんでした。物販大混雑だったので、”また関東にもライブやりに来てくださいね”と一言伝えて後にしました。

 

 

ライブ予約のDMの返事では”山形を楽しんでいってくださいね!”と連絡を頂き、ライブのMCでも”温泉”とか”食い倒れ”とか山形の名物を仰っていたり、バンマスの根岸さんも山形のラーメンについて語っておりました。山形は人口あたりのラーメンの消費量が全国でもトップとのこと。それでは自分もまずはラーメンを!ということで入ってみたのは、山形駅前でわかりやすい「ラーメン渓流」。

 

 

ここの辛味噌ラーメン、大きな器にどどんと野菜がてんこ盛り、とても美味かった! もっと沢山の店寄って食い倒れようかと思ったが、すでに量が多すぎてラーメンだけでもうOKでした。また行って食い倒れてみたいし、いろいろ行きたかったけど最初の店だけでダウン。これでは・・・

 

山形の夜

 

翌日も急ピッチな予定でぐるぐると回っていたので百目鬼温泉や食い倒れは次回の楽しみに(次に山形に行く宿題を作りましたね)。庄司さん、私を山形に連れてってくれてありがとう、また来ますし、関東にも来てくださいね!