1/25(土)、名古屋・伏見ライオンシアターにて、福永倫子さんによるワンマンライブ「Rebirth」。素晴らしいバンドライブでした。

 

 

 

倫子さんが全力投球、満を持して開催にこぎ着けたワンマンライブ、発表されたのは夏ごろと記憶しています。自分は1月のこの時期、繁忙期なので二の足を踏んでいましたが日帰りなら大丈夫だろうと意を決しました。ナナちゃんまた来たよ!(またすごい衣替え。。)

 

 

自分が倫子さんファンになったきっかけは、推しのアーティストさんが倫子さんと大の仲良しで、栄ミナミ音楽祭など名古屋遠征を通じて曲を知るようになりました。その後関連して動画などを色々調べているうち、5月下旬に映像化された「Groovin'」にやたらハマったのが事の始まり。6月の代々木でのフリーライブやチャペルでのゴスペル、7月の恵比寿天窓、9月のオーディションバンドライブと関東での出演になるべく足を運びました。

 

※2019/5/11栄ミナミ音楽祭にて

 

名古屋に強固な地盤を持つ倫子さんのファンは根強い人たちばかり。自分は2番煎じならぬ100番煎じぐらいのキャリアですが、倫子さんの楽曲が好き過ぎてギターで耳コピするなど出過ぎたことをしたり(ここまでやったらワンマンライブに行くでしょ!)。モノ珍しい存在として認識されていると思いますが、何とか諸先輩がたに食い下がろうとしている身です。またアーティストの推しがカブっていて共通の話題が多いのも嬉しい限りです。ですから時間がない中 名古屋に足を運ぶのは非常に楽しみでした。

 

 

名古屋に着き、さるファン仲間のかたと落ち合って色んな所へ行って食べたり買い物したり。ライブ前のこの時間も楽しかった。名古屋駅から歩いて伏見の会場まで(それにしても健脚。結構歩きましたね!)。ライオンシアターは伏見駅から10分ぐらいのビルの一角。地下1階の会場はスタンディングで幅広のステージです。多くのお客さんが詰めかけました。詰めかけた人の中、5月にSunset BLUEでお会いした皆さんに再度お会い出来たり。たった一度だけなのに覚えていてくれて感謝です。 始まる前から乾杯したり。 こういう繋がり、嬉しいですね!

 

 

ステージは左にキーボードが2台✕2(Roland VR-09とYAMAHAのキーボード、型番不明のシンセと電子ピアノのPrivia)で2人分のスペース。中央にDr. 右にBa. と Eg.(Ag.)。中央にVo.が位置します。先にメンバーが入ってバンドの前奏が開始。倫子さんが入ってきて背後のディスプレイがグヮッと光って「Rebirth」の文字。ワンマンライブの開始。バンドメンバーは9月のオーディションライブ参加の各人にKey2.の小田智之さんが入ってツインKey.という構成です。

 

※ライブ中は撮禁です。

 

<メンバー>Vo.福永倫子 Key1.高位妃楊子 Key2.小田智之 Dr.崎田治孝 Ba.梶祥太郎 Gt.大城直人

 

<セット>

Anymore

水曜の夜に

Yesterday

瞳-film-

Fantasy

Groovin'

Player

新曲

Imagine

Music Remain

   ※インスタで公表されたものに従っています。

 

①「Anymore」 最初の曲は ”星が踊り~月が歌い~すれ違う恋人たち~”のロマンチックなバラードの1フレーズから一転、うねるようなグルーヴ感満載のアップな曲「Anymore」から、既に客席も盛り上がり、ビートに乗って踊ったり。ラップを刻む部分は何ともかっこよく、そこからのサビへの展開はガラッと変わって畳み掛けるような流れ。”Oh! Oh! Oh! woo-”  のキメの部分もバッチリでこれまたカッコよさが全面に表れます。

 

②「水曜の夜に」おしゃれな夜を満喫するようにJazzyな雰囲気も醸し出される温かなメロディ。小さくダンシングしながら妖艶な歌う倫子さんに釘付け。"水曜の夜に君とカブトビールを小さなポディアムに乗せて” 今日は会場への通りがかりに納屋橋も観ることが出来たし、憧れの場所となりました。

 

③「Yesterday」ここからKey2.が参加。Syntheがフワーッと入りそこからの軽やかなPf.。自分は初めて聴く曲です。POPな中にも過去の好きな人への思いが綴られ ”願い届かぬYesterday、もしもあの日からやり直せるなら 煙草の匂いと記憶” こんな聞き書き。2番サビからのキーの上がりが難しい曲だなと思います。

 

④「瞳-film-」は夏の思い出を見事な描写で回想する長編の名曲。イントロでKey.からチャイムの音が鳴り響き、ハーモニカの音色にしたSynthe.が流れる。僭越ながら自分がギターで耳コピしたあのメロディが頭の中に沸き起こり、あの曲だーっと、アドレナリンが漲りました。"ゆっくりと動き出す そのフィルムでなにを観よう” という爽やかなバラードから始まり、Aメロ2番目からバンド演奏が始まる。"遠回り 知らない景色 どんなものも宝物になる” Bメロは "ああ思い切り吸い込んで吐き出すのを忘れてる”  ”天を仰ぐ黄金虫” を1フレーズ繰り返すのもアクセント。サビ ”夏のヒカリ 想い出すあの坂道を 君と歩いた何度も” という8ビートの刻みが心地よい。サビの2番目 ”あの日あの時に戻りたくもなるけど 今日の想い出は明日の道になる” ⇒ 半音キーが上がり、曲は最高潮。 今はここで生きてる 想い出のあの坂道にもう 君がいなくてもほら歩いていけるよ~” チャイムが流れてからのエンディングへ。バンド演奏が映える、本当にいい曲ですね!全部自分も歌っておりました。MCを挟み、

 

⑤「Fantasy」はSynth.のSEが宇宙空間のように入りファンタジー感満載の入り。特有のリズムクリックに乗せ文字通り不思議なカオス感のあるサウンド。それでもメロディはとても綺麗で練りこんで作られています。

 

 

⑥「Groovin'”始まるshowtime 弾ける泡のrhythm 気晴らしにステップを~" ここでこの曲か!畳み掛けています。倫子さん真骨頂の曲が炸裂。"残業逃れたfriday night~"の詞は秀逸。"Drive it show,せかしい日常忘れよう~"のBメロの4拍も縦にジャンプしちゃいます。客席もものすごくノリに乗って踊っておりました。ちょうどあのMVの終わりのシーンみたいに再現され、自分もMVの中にいるようでした。とても楽しい! 倫子さんもステージを左へ右へ。脚を気にしつつ飛んだり跳ねたり。終盤のラララ~ラの部分は女の子⇒男の子⇒そしてみんなでー!っと会場全体が絶頂を迎えました。この曲も耳コピしたし、楽曲そのものがとても完成度が高くてカッコよく本当に素晴らしいです。

 

⑦「Player」という曲は初でした(新曲では?)。”誰のためじゃなく君のために歌う 明日を忘れてしまうほど ~ 長い夜を超えて”という感じでしたか、ひとり物思う夜が舞台のPOPS。後半の難しいコード変えも難しいのが倫子さんらしい。

 

⑧「新曲」少し過ぎてしまったけど、と倫子さんが解説するクリスマスの曲を新曲として披露しました。雪舞うようなPf.の演奏が風情ある3拍子。”今日は特別な夜 一晩中語り明かそう 窓の外は雪が降る 二人だけの時間 融けるような口づけを 代えがたいこのキセキ” こんな感じの甘いクリスマスの夜の曲。

 

⑨「Imagine」ファンファーレのような前奏から始まるこの曲。 ”昨日の憂鬱が弾けてメロディになる~いつだって一人じゃないよ心を満たす君にとっての大切なものは何ですか?一緒に想像してみよう 君が幸せと呼べる瞬間を (baby) やわらかな光の中で最高の笑顔の花を咲かせよう” ダンサブルに弾ける曲は未来があって輝かしい。

 

MC:ここでメンバー紹介。ツインKey.は初めてとのこと。確かに鍵盤2人は珍しいです。先ほども述べましたが、高位さん・崎田さん・梶さん・大城さんは9月の渋谷LUSH出演のバンドメンバーで、息の合った演奏が再来しました。

 

そして⑩「Music Remain」これが最後の曲。ぇ!もう最後!時間の経つのは早いものです。ダンサブルなビートとラップ、" Yeah~ ⇒ Yeah~ " や色んな歌い方をする  " La-la-la ⇒ La-la-la " のコールレスポンスの掛け合い、久々に楽しみました。クラップも後押し。"自分らしくって何だろう 認めてもらいたいんだろう” 困難な場面でも音楽を忘れずに乗り切っていこうというメッセージを感じました。終わった瞬間大歓声でアンコールの拍手は長時間止みません。

 

 

そして倫子さんが出てくるとまたまた大声援。1人中央のハイチェアーに座りMCを。今回のライブを迎えるにあたり音楽を続ける苦しさや支えてくれた仲間のことを話してくれました。確かに続けるということは大変なこと。そして今回のライブを支えた盟友の1人、高位さんがステージに。”ぴよちゃーん!”の歓声。抱き合う二人。感動です。そしてVo.Pf.のデュオでアンコールの1曲目。

 

<アンコール>

En1.Lean on me(Vo.福永倫子、Pf.高位妃楊子)

En2.You & I(Band)

En.1「Lean on me」 Lean on me=頼っていいよ、甘えてもいいよ という直訳になります。Pf.の音色が心地よい優雅な3拍子のバラード。”じゃあね 夕焼けの小さなあの背中 遠く見えたね 君の近くにいるはずの僕は何もできないのかなあ こんな時代だからこを悩みのない人はいないと言い聞かせる ~ 君を想う人がいるよ Lean on me 悲しい顔は似合わないよ 笑顔の君が好き Lean on me 涙の数だけ君はきっと優しくなれる” とこんな聞き書き。

そしてバンドメンバーが登壇し最後の曲。

En.2「YOU & I" Pa-La-Pa, Pa-La-Pa, 恋人でもない Pa-La-Pa, Pa-La-Pa, 友達でもない YOU & I ~" から始まり、”恋人でもない 友達でもない時間だけが過ぎてゆく 戻れない 戻らない二人 波のように ゆらゆら 揺れて” ゆったりとしたグルーヴ感のある華々しいアップな曲で締めました。

 

 

倫子さん、ワンマン発表後も自分の音楽に賭ける思いや、体調面で様々な困難を抱え、メンタル・フィジカルとも超えるべきハードルが非常に上がった半年余りであったと思います。それらを克服して「復活=Rebirth」と名付けたライブ。アレンジや歌詞を練り直して臨んだ各曲やMCでの語りも含め、こんなに感動したライブを身近に観られ、非常に素晴らしい時間を過ごせたと思います(遠征してよかった!)。これからの完全復活に向け、狼煙を上げたRebirthライブを成功させ、福永倫子さんはさらに輝いていくんだろうなぁと思います。

 

※ライブ仲間から頂きました。

 

バンドメンバーの何人かにも労いのご挨拶できたし、さあ、自分は明日に向かって急ぎ東京に帰ります。これからも倫子さんを応援します。関東に来た際には顔を出せたらと思います。そして名古屋の倫子ファンの皆さん、繋がって頂きありがとうございます!幸せなひとときでした。また来ます!

 

 

<福永倫子さんライブスケジュール>

●2020/2/8(土)四日市BAR EAST
Op18:30/St19:30
Vo.key. 福永倫子 Cajon.崎田治孝


●2020/2/23(日)新栄sunset BLUE
「大和田慧 beginning of the season Cinematic 2020 Tour in Nagoya」
Op:18:00/St18:30
大和田慧with宮川純/福永倫子/坂上太一
Vo.福永倫子 Key.Saorin
https://tiget.net/events/83559

●2020/4/25(土)今池ValentineDrive
「"rhm" LIVE feat.福永倫子」
Op:18:30/St19:30
Sax,Compose佐藤莉佳/Key.平手裕紀/Gt.大城直人/Ba.梶祥太郎/Dr.崎田治孝/Vo.feat.福永倫子

https://tiget.net/events/83563

 

<福永倫子さん楽曲情報>

●福永倫子 - Groovin' (Official Video) shot ver.

https://youtu.be/-VG3M29DSDY

 

●福永倫子 - 水曜の夜に(Trailer)

https://youtu.be/av_0FVg7C4U

 

●Imagine-(studio RH / acoustic ver.-)

https://youtu.be/oROnWykPDtw