7/2(月)、東新宿真昼の月 夜の太陽「'S Wonderful~Monday スリーマンLIVE~」。Ritomoさん(O.A.)・玖咲舞さん・CITTYさん・サトウリュースケさん。男女混合・様々な形態で演奏される皆さんでした。

会社から歩いて行ける距離(若干遠いが。。)の真昼。早めに仕事を切り上げ現地へ。夕方とは言え灼熱の空気が明治通りを突き抜ける。それでも昼間よりまだましだ。受付を済ますとほぼ一番乗り。ちょうどサトウリュースケさんがお声をかけてくれました。「今日は暑いですねぇ。どこから来ましたか?」「新宿から歩いて来ました」「ええ!暑かったでしょう!」みたいな世間話。初めてお会いしましたけど、すぐにサトウさんだとわかり、「今日はトリですよね」と一言。飄々とした雰囲気で粋な感じです。

<O.A.Ritomoさん>Gt.弾き語り。囁くように、語り掛けるような歌い口。「テールランプ」「ひと夏のまがいもの」「30cmの歌」「どうでもいいこと」(※ご本人Twtterより引用)。つまびくギターが何ともお洒落でタッチが柔らか。暑い夏でも心地よく聴けます。動画集では横文字の歌詞も流暢で、ボサノバとか聴いてみたいです。@Ritomonster

<玖咲舞さん>O.A.の次はスリーマンの長めのステージ。当日のツイートでは激しめのセトリとの投稿がありました。サポートGt.はお馴染みの門藤翔太さん。Gt.サポがある日しか歌わない曲があるので超期待です。

①寄生虫X Pf.Vo.玖咲舞

②メメント Pf.Vo.玖咲舞 Gt.門藤翔太

③アタシがもしも明日死んだのなら Pf.Vo.玖咲舞 Gt.門藤翔太

④アンドロメダ Pf.Vo.玖咲舞 Gt.門藤翔太

⑤サンドリヨン Vo.玖咲舞 Gt.門藤翔太

⑥トーキョーベイ Vo.玖咲舞 Gt.門藤翔太

⑦愛の宿 Pf.Vo.玖咲舞

ふたりが登場。まいたそのグラピが左端に対し、Gt.門藤さんは右端。そう、かなり右端。あくまでもサポートとして出演の門藤さんらしい立ち位置です。今日の真昼のグラピの音は、リミッターがかかったような小石がコツコツとした音。決して悪くはありませんが、中音域が中心でいつもと違う音に聴こえます。それでも まいたその声とピアノの音はマッチングしていてとても聴きやすい。「寄生虫X」の流れる和音と まいたその高低鮮やかなブレのない声にはいつも感服いたします。1曲目は門藤さんは静かに待機。2曲目「メメント」からアグレッシブなピアノとギターのアンサンブルに まいたその攻撃的なVo.が絡む。そして3曲目はまた更にアグレッシブに。ライブでも滅多に歌われない「アタシがもしも明日死んだのなら」。ロック色が強いこの曲はGt.が強い存在感を発揮します。バンド時代はこのような曲がメインだったのでしょう。「アンドロメダ」も今回はGt.の倍音を有効に活用、ピアノに合わせた星空のキラキラ感が表現されてとてもキレイな曲でした。ここで まいたそ、ステージの真ん中にハンドマイクで立ち、Gt.サポートでの2曲。「サンドリヨン」は原曲でもGt.のスキップしたアルペジオがベーシックのJazz系の曲。バンド時代からの曲だそうですが、現在ライブでは滅多に披露されないのでめちゃくちゃノリに乗りました。Bメロの4ビートのベースラインを弾きながらコードを奏でる門藤さんのGt.は勉強になります。ちなみに「サンドリヨン」はシンデレラのこと。12時までが勝負よ!女子が幸せを掴みに奔走するという曲。そして「トーキョーベイ」。まいたその曲を聴くようになってからこの曲には魅了されています。ライブでは滅多に披露されないので涙が出るくらい嬉しい。歌に専念する まいたそもこの2曲、シンガーとしての血が蘇ったのか、手振りを交えて気持ちを込めて歌う。手を振ったり、胸に手を当てたり。歌詞に合わせて動かすジェスチャーは本物のシンガーでした。この光景を見られたのは価値あるひと時でした。シンガーの時はこんな風に歌っていたんだなあ。。歌っている姿は実に気持ちよさそうです。素敵だなあと純粋に思いました。最後は定位置のPf.に戻り、「やっと落ち着いた」と。独唱「愛の宿」。色々楽しめた中、この曲はいつもの締めです。”激しめ”のセトリの先は、”今日はもう眠ろう”。余韻の中、まいたそのステージは終了しました。@kyuzakimai

<CITTY>常夏系バンド。女性Vo.Syn.グミさん、Ba.Cho.岸田小石さん、Eg.Cho.けんたろうさんの3人にサポートDr.たけいたつろうさん。TUBE以上にこの季節にピッタリな夏が良く似合うナンバー。夏らしいグルーヴ感満載の小気味いいEg.の刻み、ビート激しくスラップのインパクト満点のBa.、ファニーなボイスのVo.。それを支えるDr.。夏はこうでなくちゃ!って感じの熱い演奏が聴けました。MCは岸田さんが主に担当。訥々と話す中にも笑いが含まれていて面白かった。「私をディスコに連れてって」「わたしのなつやすみ」「君と僕の宇宙」「ニューサマーサイダー」(?)など。リズムがしっかりしているし、ハモも秀逸。今日は新兵器としてVo.のグミさんはシンセのmono KORGを演奏。これからの季節はこのバンドが引っ張って行きそう。@cittyofficial

<サトウリュースケさん>Gt.弾き語り。小振りのクラシックギター(ガット弦かと思ったら金属弦だった)を背負って自由気ままに歌う。先ほどお会いしたようにステージでも飄々とした歌い方、そして時には力強く。アクセントがしっかりしていて単純にカッコいい。今日は真昼の田中店長が急遽Eg.サポートで招かれて、セミアコをセッションで演奏。サトウさんの曲に合わせての田中さんは実に楽しそうです。それにしてはサトウさん、曲によっては1人で歌うから1度下がって、と言ったりして面白い。最後のほうにはCITTYのサポートDr.のたけいさんも急遽招かれて3ピースでセッション。自由さが心地よいステージでした。@ryusukegogo

 

調べたら、門藤さんのGt.演奏を最初に拝見したのは昨年6/28の川口。ほぼ1年経ちました。以前のバンド時代から まいたそを支えてくれる大事な人。出番が終わったらMCにもろくに絡まずにすぐに引っ込んでしまうので、帰り間際にエレベータ前でサトウリュースケさんと一服している、そんな縁の下の力持ちの存在というのは我々の日々の生活や仕事でも必要なのだと思いました。