現実逃避といえば映画。



シルク 

(原作:アレッサンドロ・バリッコ 監督:フランソワ・ジラール 2007)

シルク


ともかく映像を味わう映画。


フランスの場面は印象派のようで、日本の雪山や林のシーンは水墨画のよう。

せりふや音楽を極力抑えて、押し殺された感情を見せようとした日本シーンとは対照的に、フランスの場面からはあふれるほどの光や色、百合の花の香りまでもが漂ってきそうでした。


ヨーロッパ人から見た極東の女性への幻想、っていうのが結局のところの大筋なのかなぁと。

結局主人公にとってはフランスの生活がただひとつの現実。日本の夢を追うのは無理。


ラスト・サムライの日本観からはだいぶ進歩してましたがまだまだミステリアスすぎて笑えます。

原作でもそのことに関しては断り書きああるので、筆者も承知の上での演出なのでしょう。


フランスが舞台なのに交わされる言葉が英語なところにかなり違和感がありますが、

全体的にキレイにまとまっているんじゃないでしょうか。


音楽が期待したほどではなかったところはあるけど、中谷美紀の好演でチャラかな。

観られてよかったです。



楽しかったです!友達との約束@渋谷の2連チャン。


昨夜はヴェネツィア時代のルームメイトSちゃんやその友達と、渋谷の居酒屋で真夜中過ぎまで飲み明かしました。

イタリア語・英語・日本語にたまにフランス語も入り混じって、インターナショナルな若者トークで盛り上がりました。

内容は・・・ちょっとここでは書けない(笑)。

また悪い表現をいっぱい学びました☆


終電に乗って、田園都市線沿線のSちゃんの家へ。

一晩泊めてもらいました。


翌朝である今朝、不思議な人に会いました。

出かけようとしていたら、玄関に入ってきた人影が。

ドレッドヘアの背の高い男の子がひとり。

私「ハーイ」

彼「・・・ハイ」

私「How are you?」

彼「その質問に答えるわけにはいかないんだ・・・」

私「・・・???。。。あ、そう」

彼「君は?How are you?」

私「okですけど。。。」


以上で会話終了。なんて奇妙な。

Sちゃんによると、彼はそこの外国人専用ゲストハウスに一緒に住むスウェーデン人。

誰に対してもろくに会話をせず、コーラを買いに行くとき以外にはひきこもっているそうな。


こんな人物に初めて出会いました。まるで禅僧。

せっかく話しかけたのに、ちょっとむかっときましたけど。こんな経験もアリなのかな。



お昼には大学時代の仲良しサークル(?)ちるころのKちゃんとMちゃんに会いました。

ひたすら食べて飲んで語りまくりました。


笑えたのは夕飯を食べたカフェレストランのドリンクメニュー。

ジュテームにアダムにモンセキュレ。これみんな紅茶の名前。

いったいなぜ?!オーダーがまじ恥ずかしい。

「あの~、ジュテームください」         言えるかっ!!


ネーミングはともかく、お店の雰囲気も味もよかったのでまた行こうと思います。


今日は笑いの絶えない一日でした。みんなお疲れ様☆


Canaletto

ヴェネツィア絵画のきらめき

―栄光のルネサンスから華麗なる18世紀へ―

Pittura a Venezia da Tiziano a Longhi


渋谷のBunkamuraで今やっている展覧会に行ってきました。


イタリアのルネサンス絵画は日本でも大人気で、ダ・ヴィンチなんかはこの間までやっていたし、連日大入り満員だってきいていたけれど、ヴェネツィアに限った展覧会が来るなんて、なんてラッキー。


しかも、大好きなティツィアーノやカナレットがあると聞いては、じっとしてはいられません。

イタリアで何度も見たとはいえ、また行っていけないことはないはず。


虎視眈々と機会をねらって、うまく時間を作ることができました!

全然混雑しておらず、音声ガイドまで借りて、ゆったりじっくりと堪能することができました。


ティツィアーノ独自の鮮やかな色彩と、カナレットの今にも反射しだしそうな水面の光の表現に、いっときヴェネツィアにいるかのような感覚を覚えました。

なんてなつかしい。涙が出そう。


私はあまり好きではなかったのですが、この展覧会にはティントレットがたくさんあって、ほとんどに解説が付いていたので、きっと企画者さんが好きなんだと思います。

ヴェネツィアでは素通りしていた彼の絵も、じっくり見ていろいろな発見がありました。たなぼた。


ロンギやベッラの絵も、研究上の関心から、とても参考になりました。

ちょっと時代が下ってるけど。


迷った末に結局図版まで買ってしまい、とっても満たされました。

帰りがけにヴェネツィア時代のルームメイトに会ってお茶をしたら、彼女は17世紀のヴェネツィア女性の肖像があまりにも醜いと憤慨していました(笑)。

末裔である彼女にとっては深刻な問題ですが、私にしてみたら当時のヴェネツィア女性はかなりふくよかで、赤毛であるのがモテる条件だったらしく、今の感覚からいくとちょっとありえないような気もします。

逆にフィレンツェではスレンダーな方が美しいとされていたみたいですね。


さて、今夜はこれから上記の友人を含む、ヴェネツィア時代の友人たちとの飲み会に行ってきます。

Buona serata!!