今年は冬らしい寒い年の瀬となっていますね。残すところ数日となりましたので簡単に今年のレビュ-を書きます。

 

まずコロナ禍ですが、オミクロン株により世界は再び感染拡大のフェイズに入ってしまいました。昨日のニュ-スでは一日あたりの新

規感染者は過去最大数を記録したとの事。

 

連日、20万人以上の新規感染者を記録する米国は深刻な人手不足に陥っているようです。象徴的なのが飛行機業界で年末の混雑期にフライトのキャンセルが多発し各地で混乱が生じてるようです。

 

米国では隔離期間を短くすることを検討しているようですね。そうしなければ経済が回らない・・・かなり切羽詰まった状況に見えます。

 

パンデミックは中々収束しませんが、一年前と違うのはロックダウンをする国は少なくヒステリックな状況にはない事。どの国も冷静にウイズコロナの道を探っているように思います。

 

(今のところですが)オミクロン株の重症化リスクが低い事もあるのでしょう。また、ワクチンもあり治療薬ももう少しで入手できる状況となりました。

 

多くの識者が予想する通り今後もコロナウイルスは変異を続け絶滅しない。しかし、いずれは一種の風邪となり我々の社会に定着していく・・・今はそのプロセスにあるように感じます。

 

さて、2021年の世界経済を振り返ると(個人的には)今年もDXとSXに沸いた一年だったと思います。

 

年初はビットコインやイ-サリアムなどのクリプト(暗号通貨)が注目されました。マイニング(採掘)という言葉も話題になりましたね。

 

テスラやマスタカ-ドなど米国が誇るグロ-バル企業がバランシ-トの資産としてクリプトを所有し代金の決済にも応じるようになりました。

 

クリプトは5年前ぐらいの投機的なブームと違ってデジタル資産として経済界に着実に導入が進んでいる印象です。私は所有していませんが、資産のポートフォリオとして組み入れる個人投資家も格段に増えていますね。

 

そして、夏頃から話題になっているのがNFTやメタバ-ス。

 

NFTについてはツイ-タ社の創業者であるジャックド-シ氏の初ツイ-トが約3億円で落札された事がニュ-スになりました。 

 

通貨に限らずこれからデジタル資産の所有、売買取引が我々凡人の想像を遥かに越えるスピ-ドで大きなスケ-ルとなっていくのでしょう。

 

メタバ-ス(仮想世界)についてはSNSビジネスの最大手であるフェイスブックが社名を”メタプラットフォーム”に変えた事から俄然注目度が上がったように思います。

 

月間のアクティブユーザが20億人を越える巨大コミュニティーをメタバ-ス内に移行し、そこで行われる様々な経済活動の恩恵にあずかろうするメタ社の野心が透けて見えます。

 

我々も近い将来メタバ-ス内でビジネスを展開する日が来るのでしょうか・・・。いずれにせよ急速に発展するデジタル社会に適応できるかどうかが企業の命運を握る事は間違いないですね。

 

SX(サステナビリティトランスフォメ-ション)については10月にCOP21があり、改めて温暖化についての危機感が深まりました。

 

同月にはSX企業の象徴でもあるテスラ社が初めて時価総額1兆ドルを越え、アマゾン出資の新興EVメーカであるリビアンのIPOが話題になりました。トヨタやパナソニックなど日本の大手企業もSXを加速していますね。

 

今後はSXに取り組まねば上場企業は株価がつかない、いや我々中小企業においても企業価値が認められない時代となりそうです。

 

さて、とりとめのない愚考はこのあたりでやめ今年のMVMはどうだったか?第3コーナを終えた時点ではなんとか予算を越え合格点です。 

 

業績が手堅くまとまった理由はコロナ禍における内食需要は強く外部環境が追い風であった事。そして”アップルスイ-ツ”や”ほめられ南瓜”などの成長アイテムがありトップラインを伸ばす事が出来た事です。

 

しかし、このままのペースで今後も進んでいくとは限りません。ここにきて懸念材料がいろいろと出てきています。円安が進み資源代・物流費などの上昇により利益率は低下しつつあります。

 

そしてコロナ禍が収束に迎えば消費は物品からサービスに向かっていきます。ブースタ-接種が終われば外食に向かう消費者は一段と増えるはずです。

 

来年の内食需要は最近の2年と比べ弱くなると予想しています。決算までの3か月は気を引き締め予算達成に挑んで行かなくてはなりません。

 

皆様には今年も大変お世話になりありがとうございました。最後に5月に楽天モール内に立ち上げたECショップ『YAOEXCELLENT』のご紹介です。

 

『YAOEXCELLENT』は我々で価値あるものだけを厳選した”青果物のセレクトショップ”を目指しています。

 

まだアイテム数も少なく未完成な状態ではありますが、これから品揃えを増やし魅力的なセレクトショップにして行きます。今後MVMが注力する事業の一つであるので長い目で見て頂けれたらと思います。

 

それでは皆様、再びステイホ-ムのお正月となりそうですが良いお年をお迎え下さい。